愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

第87回中央メーデーに参加して

2016年05月02日 23時02分39秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等

 毎年5月1日に代々木公園で中央メーデーが開催されている。主催は、第87回中央メーデー実行委員会であり、全労連などの共同で成り立っている。例年通りに私は、代々木公園で行われていた中央メーデーに参加した(間違っても労使協調路線の日和見主義の連合のメーデへ参加するという血迷ったことを私はしない)。

 主催者の発表によると、今年の中央メーデー参加者数は約3万人である。日曜日だったことと天候に恵まれたことなどが相まって今年のメーデー参加者数は昨年を上回った。

 JR原宿駅から代々木公園へ向かう途中で日本共産党の議員が連帯と激励で参加者を迎えていた。

 JR原宿駅から代々木公園へ向かう道中では日本国民救援会中央本部や東京都本部及び各地域の日本国民救援会のメンバーがメーデー参加者へ向けて宣伝活動をしていた。ここへ私も参加した。日本国民救援会は、冤罪被害者支援の他に政治活動、その他社会運動をしている最中に公権力から不当な弾圧・抑圧を受けた人々への救援活動をしている。その日本国民救援会がメーデーとどういう接点があるのかということだが、実は民事分野では日本国民救援会はJAL不当解雇撤回裁判原告団への支援など働く人々の基本的人権を擁護する活動をしている。

 上記のようなことから日本国民救援会は、本質的には、労働者階級の組織だと言える。

 日本国民救援会が宣伝行動をしている時に吉良佳子参議院議員からの激励が寄せられた。

 11時から第87回中央メーデーが始まった(9時から11時の間は、集会開会前の文化行事が行われていた)。会場内は、集会参加者の熱気に満ちていた(晴天に恵まれ、気温も上昇したのは事実である)。

 政党としては、日本共産党が中央メーデーに来て、志位和夫委員長が連帯と激励の挨拶をした。

 志位和夫委員長は、冒頭で熊本地震で犠牲になった人々への哀悼の意を示し、被災者にお見舞いの言葉を述べ、不測の事態を考えて鹿児島の川内原発を直ちに停止するべきことを訴えた。参加者からは「そうだ」の声が出た。

 4月24日の衆院北海道5区の補欠選挙の結果と到達について野党と市民の共同の力が自民党政治打倒への希望を灯すことを述べた。

 続いて志位和夫委員長は、安倍政権の暴走が安保法制(戦争法)の問題だけではなくて暮らしと経済などあらゆる分野で破綻をきたしていることを告発し、立憲主義、民主主義、平和主義を取り戻すための新しい政府をつくることを呼びかけた。

 最後に志位和夫委員長は「第87回中央メーデー万歳」と連帯と激励の言葉で挨拶を締めくくった。

 志位和夫委員長の挨拶の内容の詳細については、日本共産党のサイトをご覧いただきたい。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-05-02/2016050204_01_1.html 

 集会が終わった後は、3コースに別れのデモが行われた。私は江戸川区労連の人々とともに北参道コース(代々木公園~代々木駅近く)を歩いた。

 東京都教職員組合江戸川支部は、「子どもたちを戦場に送らない」と戦争法廃止、安倍「教育再生」反対、オスプレイは東京・横田基地に来るなと横断幕でアピールした。

  デモのコースでも日本共産党の議員が沿道から参加者へ連帯と激励のアピールをしていた。

 今年の中央メーデーでは、労働の問題としては最低時給今すぐ1,000円、時給1,500円をめざそうと貧困と格差を是正する要求が今まで以上に強く掲げられていた。暮らしと経済については消費税10%への引き上げに反対するとともにTPP加入反対の要求が掲げられた。政治闘争にかかる課題として戦争法廃止と立憲主義の回復及び安倍政権打倒への要求が強かった。安倍政権打倒は、各方面の強い要求となっている、このことが今回の中央メーデーで強く感じられた。

 第87回中央メーデー万歳!



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