愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

初鹿さん わが日本共産党の政策をパクりましたね?

2010年01月11日 23時11分12秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等


 今月の5日だったか6日だったかちょっと記憶が定かではありませんが、朝、JR平井駅南口の駅頭で東京16区選出の衆議院議員である初鹿明博さん(民主党)がビラを配布していました。

 始まり方が、前年は前政権の尻拭いをしなければならないなど、少々言い訳がましい書き出しと、私自身は感じました。まぁ、確かに、どこのどのような勢力が政権を担うことになっても、前政権の矛盾を引き継ぐわけですから、昨年の事に関して多めに見ても今年からはそうはいきませんよ。これから、通常国会にて来年度の予算を決めるわけですが、そうなれば、当然現行政権がどのような日本を築いていこうとするのか、政治の責任において国民生活をどうこの不況から守っていくのかが昨年以上に正面から問われます。政権党としての真価が問われます。国民はこのことを注視しています。

 前置きが長くなりましたが、本題に入りましょう。

 先日、平井駅南口の駅頭で配布されていたビラの内容は、景気回復と雇用問題がテーマでした。彼のビラ中心テーマに関する部分を引用していきましょう。

 「景気回復が」なければ新たな雇用は生まれない。しかし、新たな雇用が創出できなければ消費も伸びず景気回復は図れない。」とういように景気対策と表裏一体にあるのが雇用対策です。(衆議院議員初鹿あきひろBanbi通信 2010年1月5日Vol.168)

 なるほどね。たしかに、どっちが先かというよりというより、景気対策と雇用対策とを両方を同時にやらなければいけませんね。

 少々長くなりますが、彼のビラを再び引用しましょう。

 現在の日本の状況を考えると、消費拡大がなくして景気回復は難しいでしょうが、消費を拡大していくには、働く意欲のある方が皆、仕事に就き、その収入で家計を賄うという当たり前のことが進まなくてはなりません。しかし、現在の日本の雇用環境の悪化は、この当たり前のことができなくなってしまっています。(衆議院議員初鹿あきひろBanbi通信 2010年1月5日Vol.168)

 雇用の安定なくして景気回復は実現できません。仮に一部の業種のみ業績が好転し、この業種に引っ張られるように数字の上で、景気が回復したように見えても、多くの国民の厳しい状況は変わらないのであって、民主党政権が行わなければならないことは、すべての国民が恩恵を受けることができるし、安定した経済成長を実現するということです。(衆議院議員初鹿あきひろBanbi通信 2010年1月5日Vol.168)

 う~む……。読み進めていくうちにだんだん聞いたことがあるような話というか論理展開になってきたような気がします。日本共産党の考え方、自分の考え方でも在りますが、簡単にここでまとめて見ましょう。

 現在の日本の国民のうち、労働者階級の人数が一番多いです。労働者階級の雇用安定を図るということは、これが国民全般の可処分所得の増大につながるわけです。というのは、日本のGDPのうちの実に65%は個人消費によるものです。これは、私の勝手な言い分ではなく各種統計で旧政権時代の政府でさえ公式に認めていることです。ですから、日本共産党はかねてより一貫して大企業や大資産家を優遇するのではなく家計を応援する、労働者をはじめとして勤労者各層の生活と営業を守ってこそ国民本位での景気回復を図ることができる、日本経済の足腰が強くなるということを提起してきました。

 労働者派遣法の抜本改正、最低賃金法の抜本的改正すなわち全国一律最低賃金を自給換算にして1,000円を政策として提起して旧政権に対しても要求してきました。これは、労働者の生活を守るためのルールを経済社会に確立させるためであると同時に、国民のための景気回復を図るためでもあります。

 ……なるほどね。な~んだ。初鹿さんが平井駅南口で配布していたビラで書かれていた雇用問題に関する事柄は、何のことではありません。言葉遣いこそ多少違うものの、日本共産党が旧政権時代よりずっと政策として提起してきたことと同じようなことを書いているではありませんか。民主党より日本共産党のほうがずっと以前から雇用の安定を旧政権に対して突きつけてきました。

 こう考えると、実に日本共産党の政策をパクッたぽいにおいがするのです。実際にパクッたかどうかは断定しかねますが。それでもつい……
初鹿明博さん、日本共産党の政策をパクりましたね?
と言ってみたい心境に私はなります。

 いいですよ。日本共産党の政策をどんどんパクってください。政党の政策は、著作権法上の保護対象にはなっておりませんので。他の党の議員がわが党の政策をパクってもそれによって国民生活が未曾有の不況から守られて生活がよくなり未来へ希望をもてるようになればそれで結構です。もっと言えば、どこの誰が政権を担っていても、国民の利益になるような政治を行って、国民が未来へ希望を持てるような日本を築き上げていけばそれでいいわけです。自公政権が国民から「ノー」を突きつけられて政権から引きずりおろされたのは、自公政権が日本社会に貧困と格差とを拡大して国民から未来への希望を奪っていったからです。

 初鹿明博さん(東京16区選出衆議院議員・民主党)は、ビラで以下のように雇用問題の記述を締めくくっています。

 昨年末は一昨年の派遣村のような状況を作らないようにと「公設派遣村」が作られました。今年の年末はもうこのような事業は必要がなくなるような状況を作らなくてはなりません。
 雇用対策、非常に重要です。(衆議院議員初鹿あきひろBanbi通信 2010年1月5日VOL.168)

 雇用対策は、労働者の生活を守ると同時に、景気回復をするために非常に重要です。初鹿明博さんは、厚生労働委員です。国民を貧困から守るために活動することは、党派を問わずすべてのすべて政党や国会議員の責務です。憲法第25条では、すべての国民が健康で文化的な最低限度の生活をおくる権利があるということを明記していますし、同条第2項においては公衆衛生など国民生活向上を政府の責任として明確に掲げられています。初鹿明博さんは厚生労働委員なのですから、とくに憲法第25条を生かす政治を進めていくことが国民から、選挙区民から要求されるところです。とくに、政権党の議員ですからなおさらです。




 そういえば、私の活動地域は江戸川区の平井ですよ。瀬端区議と一緒にいることもありますよ。

 初鹿明博さん
 あなたのそばで「ゲバラ主義」の赤い目が光っていますよ(ゲバラ主義の赤い目というよりにゃんこの目かも?)。

 決して、人民を裏切ることがないようによろしくお願いしますよ。


日記@BlogRanking 人気ブログランキングへ

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。