出来事としては、一週間前の話で、先週の日曜日の柿狩り日帰りバス旅行の話となります。内容的に、独立した記事として取り扱うのが妥当と考え、先日のバス旅行の記事ではあえて掲載しませんでした。
さて本題に入ります。
柿狩りのバス旅行のときに瀬端さんは、挨拶と江戸川区議会議員としての活動報告のなかで20代前半の女性が生活相談に来たことにお話しました。実に胸の痛む話です。
瀬端さんのところへ相談に来た女性は、子供のときから親からひどい虐待を受けていて挙句に家族から捨てられてしまい、ホームレス同然の状況に追い込まれて友人の家を転々としてなんとか生きてきたというのです。彼女は、幼少時からのひどい虐待のためにPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発祥していて専門家の治療を受けているそうです。
私は、瀬端さんの話を聞いて今の時代は20代の若者が生活相談に来る時代なのか、と思わずにはいられずそのように瀬端さんに言いました。瀬端さんは「そういう時代なんだ」と答えました。若いときから貧困状態に追い込まれる人の場合、生まれ育った家庭が家庭としてまるで機能していない、それどころか健全な発達を阻害し、悪くすれば命すら危ないような状況で過ごし、結局のところ、成人したときに貧困状態に追い込まれるということがあるわけです。
わが党(日本共産党)の、ほかの地域の地方議員の所にはどのようなことが生活相談事としてやってくるのかはよく知りません。私の地元の議員である瀬端さんのところへ来る相談でも個別的なことをすべて知っているわけではありません。それでも、近年になって瀬端さんのところへ来るような生活相談に若い人が来るケースが増えているように感じます。従来ですと、高齢者がほとんどでした。今でも、高齢者が多いです。それでも、今のまま日本の社会に貧困が、とくに子どもの貧困が拡大してくればわが党の地方議会議員のところへ若い世代が生活相談へ駆け込んでくるようなことが増えてくるのではないかと、私は思っています。
若いときから、あるいは幼少時から希望を持つことすらできずに過ごすような人がいないようにするには、やはり社会の仕組み、政治のあり方の根本を変革していかなくてはならないことを、私は瀬端さんの話を聞く中で痛感しました。
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