実を言うと、都議会議員選挙に際して党中央委員会の幹部が江戸川区へ今日のような形でてこ入れをしてきたことはありません。二十数年前に西田みよこさんが都議会議員になって以来、現在に至るまでずっと江戸川区において日本共産党は都議会の議席を守り続けています。だから、ある意味、すべて「自力でやりなさい」という感じだったのです。そういう地域に中央委員会の委員長が自ら街頭演説という形でてこ入れをしてきたところに、現在の江戸川区における都議選の情勢の厳しさを見て取れるということです。あまり危機感をあおるのもどうかとは思いますが、選挙において一番危ないのは、例えば「河野さんは日頃よくやっているから大丈夫」論が党内や党支持者の中に出てくることです。根拠のない、楽観論ほど選挙において危険なものはないといっても過言ではありません。
都議選での江戸川選挙区の定数は5人ですが、現在のところ立候補する予定の人は、日本共産党からは河野ゆりえさんで、そのほか自民党2人、民主党2人、公明党1人と6人です。誰か一人だけがはみ出す状況です。ここに、江戸川区における都議選をめぐる情勢の厳しさがあります。
写真の方は、河合恭一さん(元区議会議員)。
東京16区での日本共産党の"輝ける"(爆)候補者です。
写真中央は、谷川智行さん。衆議院比例代表東京ブロックの予定候補者です。
谷川智行さんの右隣に移っているのは、東京17区予定候補の新井杉生さんです。
「(医療保険の)保険料を毎月払っているのに病院の窓口で3割払わなければいけない」
「(アメリカ以外)主要国では日本だけです。」
「これでは、医療保険とはいえない、おかしいじゃありませんか?」
志位さんは、演説の中で医療制度について「保険料を毎月払っているのに病院の窓口で3割負担なのは(アメリカ以外)主要国では日本だけです。おかしいじゃありませんか。これでは医療保険とは言えません」という旨のことを語っていました。
私の身の回りでは、こんなことがありました。
近所の都営住宅でのとある家庭でのことです。その家庭では、家の夫(すでに他界)が認知症を患っていて妻が介護をしていました。いわゆる老老介護です。夫の具合が悪くなり救急車を呼ばざるを得なくなり、救急車を呼んだところ救急隊の人から「(病院に)治療費を払えるのか」と聞かれたというのです。妻は、本当に情けない気持ちになり、悔しい気持ちと腹立たしい気持ちを涙を流さんばかりに語っていたそうです。このことを、最近党の会議で瀬端さん(江戸川区議会議員)や近隣の都営住宅の支部の同志から聞かされました。
それにしても、支払い能力がない、とみなされたら病人をそのまま置き去りにでもするのでしょうか。そんなことをすれば最悪の場合、病人は死にます。救急隊の人は、上からの命令でそのようなことを言わされているのかもしれません。それにしても、低所得だからといってここまであからさまに死を容認するような状況は「医療の沙汰も金次第」と言わざるを得ない医療制度のゆがんだあり方がもたらしています。
今日の演説で志位さんは、「75歳以上の人の医療費は無料にするべきです。そしてやがては、すべての人の病院での窓口負担をなくすことをめざす」ということを語っていました。
東京都での党組織、党員は75歳以上の人の医療費無料化と65歳以上の高齢者の医療費負担の軽減を訴えています。もともとは、東京都では美濃部革新都政のもとで65歳以上の高齢者の医療費を東京都独自の助成制度(マル福)で無料にしてきて、保守都政のもとでも維持されてきました。石原慎太郎・賭痴事が東京都知事に就任して早々「贅沢なのはなんといってもまず福祉」とマル福を破壊したのです。だから、私達のような東京都の党員や党組織が訴えていることは、石原慎太郎・賭痴事により破壊され失われたもののほんの一部を取り戻そうということでもあります。
今の東京都政に足りないのはお金ではなく、都民へのやさしさです。
「河野ゆりえは、誰もが安心して暮らせる東京都をつくるためにがんばります。」
「東京都政に足りないのはお金ではなくて福祉の心です。やさしさです」
河野ゆりえさんは東京都民にとっても江戸川区民にとっても欠かせない政治家です。厳しい政治決戦ですがなんとしても勝ち抜き、河野ゆりえさんを三度東京都民のために議会で働くことができるようにしなければとあらためて思いました。
河野ゆりえさんを都政の場へ!
志位委員長からも訴えています。
東京都議選、総選挙を勝ち抜いて今年を民主的政権樹立への大きな接近の年にしていこう!
もう、まてない!ストップ貧困!交流と連帯 区民の集い
集会アピール
小泉「構造改革」、「東京から日本を変える」など耳ざわりが良く、何か期待ができるスローガンの下に、医療保険の負担増・介護制度の負担増と形骸化・年金の高負担低給付など社会保障の改悪、労働者派遣法の度重なる改悪でかつては想像できなかった非正規労働者の増大、働いても生活保護以下の収入しか確保できないワーキングプアの発生という異常な状況になっています。労働者・中小業者保護の規制を撤廃し、区に・都・区の行政の責任放棄に加えて、昨年の後半からアメリカ発の金融危機で、くらし・雇用・仕事の環境が急激に悪化し、塗炭(とたん)の苦しみに追いやられています。建設労働者は、 07年6月に姉歯設計士などによる耐震偽装事件に端を発して実態を無視した建設基準法の厳格化による仕事不足は、いわば、官製不況でした。それに続くアメリカ発不況で「月に2,3日しか働いていない」「来月の見通しはない」など我慢も限界です。業者も長引く不況、価格破壊で「売り上げが激減し、家賃が払えなくなった」「融資を申し込みたいが返す当てがない」など商売も暮らしも大打撃です。
こうした中、麻生首相と自民党・公明党は「経済危機対策」を打ち出し、その裏づけとなる補正予算案を衆議院で強行可決し、参議院に送りました。財政支出は、総額15兆円を超える、過去最大規模の対策です。その内容は、高速道路・巨大港湾などに2.6兆円を費やす不要不急の大型工事や50兆円を規模の政府保証を付け大企業の株式を買い取る「株価対策」、富裕層むけの贈与税減税など、ムダと浪費が目立つ一方、国民向けには1回限りのばらまきでしかありません。その財源として2011年度からの消費税増税を決めました。頼みもしないばらまきのつけは大増税で国民へ押し付け、大企業には法人税引き下げで大増税、という国民不在、大企業のもうけ最優先の姿勢です。
西松建設の違法献金問題で民主党の小沢代表が辞任したあと、新しい党首になった鳩山由紀夫氏はどうでしょうか。「次の総選挙のあとの任期中の4年間は消費税問題を議論しない」と言ったとのことですが、「そのあとは増税」ということです。 4年にはなんの根拠もありません。「次の次の総選挙には増税を国民に問う」としており、4年が3年にあるいは2年になることも考えられます。
私たちは、この状況を打開すべく本日の決起集会を開きました。この私たちの思い・決意を国・都・区に迫り、来る都議会議員選挙・総選挙でキッパリ審判を下しましょう。
右決議する。
6・10もう、まてない!ストップ貧困!交流と連帯 区民の集い
「オレオレ詐欺」、「振り込め詐欺」、「還付金詐欺」、「定額給付金詐欺」など、世の中にはあの手この手の悪質な詐欺がいくつもあります。ここに列挙した以外に大規模かつ悪質な詐欺があります。とくに悪質なのが、政府と財界が一丸となって国家権力を最大限に使って引き起こされた詐欺事件であるということです。その名も「エコポイント詐欺」です。
日本共産党が発行する「しんぶん赤旗」の調査によりあきらかになりました。液晶テレビ、プラズマテレビの年間消費電力が実際の半分程度に表示されて販売されているというのです。以下、問題を報じた記事をここに紹介します。
2009年6月12日(金)「しんぶん赤旗」
液晶・プラズマテレビグリーン家電 真っ赤なウソ
消費電力・電気代 表示の2倍
液晶テレビ・プラズマテレビの年間消費電力量・年間電気代が実際の半分程度に表示され、販売されていることが本紙の調べで明らかになりました。「エコポイント」をつけて、「グリーン家電」「電気代 おトク!」と、政府、業界あげての買い替えキャンペーンは、消費者を欺くものです。(中東久直)
本紙調査
電気代を安くみせかけていたのは、実際にテレビを視聴しているのとまったく違う方法で消費電力量を測定するなどしているためです。液晶・プラズマテレビの場合、白、黒、カラーバーなどの静止した画面、付加機能類のスイッチを切るなどの条件で測定していました。この測定方法は、経済産業大臣が制定するJIS(日本工業規格)によるものです。
メーカーは正確な情報を
NPO法人の消費者団体「コンシューマーズ京都」理事長の原強さんの話 今回のエコポイント制度は、家電業界の商品の動きを活発にする景気対策で、本来の環境対策とはいえない。高いポイントをつけて、わざわざ電気消費量の多い大型製品に誘導するのでエコに反する。実際の使用で本当にエコになっているのか、なにがエコな商品なのかをメーカーは正確な情報を開示すべきだ。
転載元:液晶・プラズマテレビ グリーン家電 真っ赤なウソ 消費電力・電気代 表示の2倍
この集会は、江戸川民主商工会、東京土建江戸川支部、東京建設従業員組合(東建従)、江戸川区労働組合総連合(江戸川区労連)などが力を合わせて区民の願いを実現するために、社会、政治のあり方を変えていくためにとりくまれています。
この不況下で中小業者も建設職人も労働者も大変な状況です。中小業者や建設職人は仕事をなかなか得られず、あるいは単価が不当に下げられるなどの状況があります。集会の中でそういったことが切実に訴えられました。労働者の側も事態は深刻です。とくに首都圏青年ユニオンからは三菱ふそうにより派遣切りにあった人からの訴えは切実なものがありました。三菱ふそうは団体交渉に誠実に応じようとしないために裁判に訴える戦術を採っていることも報告されました(被告となれば関係ないとうそぶくことができません)。
連帯の挨拶には、政党では日本共産党の河野ゆりえ都議会議員と瀬端勇江戸川区議会議員が来ました。
河野ゆりえ・日本共産党東京都議会議員
瀬端勇・日本共産党江戸川区議会議員
私自身、東京都議会議員選挙で河野ゆりえさんをなんとしても都議会へ送りださねばと改めて思うしだいでした。また、総選挙においては、日本共産党の前進で政治のあり方を変革する礎を築いていかなければとも私は思ったものです。
先日、北朝鮮の核実験に関して党中央委員会のホームページからのコピペという手抜き記事をアップして思ったのですが、実は言うと、画像で写されている書籍の著者は北朝鮮にそっくりなのですよ。何がというと、安全保障政策に対する考え方の根本が田母神のとっつぁんは実に北朝鮮にそっくりというよりまるで同じです。田母神のとっつあぁんよ、北朝鮮へ行って軍事部門を担当したら出世するよ。「田母神塾」という著書は、内容があまりにひどいのでどこから突っ込んだらいいか苦慮していて記事にしたいと思いつつも棚上げにしていました。田母神のとっつぁんよ~、日本にいても、ボロカスに叩かれておつらいでしょう?あなたの安全保障政策の考え方は、北朝鮮においては国定教科書に堪えますよ~(大爆)。
一度に全部を突っ込もうとすると大変なので(突っ込みどころありすぎて…爆)、先日北朝鮮が核実験を行なったこともあり、そのことと関連させて田母神のとっつぁんの「核兵器保有」論を簡単に突っ込んでみましょう。
田母神氏の外交への考え方は、一言で言うと「核兵器と国防で外交力を強化せよ」というものです。実際に画像での著書のはしがき(田母神談話)から日本は核兵器を保有するべき、と述べられています。ここに田母神談話を引用してみましょう。 長くなりますが。
わが国は、二度の原爆投下を経験しました。残念ながら、核兵器が今後廃絶されることはないでしょう。同時に、核兵器は今後絶対に使われることがないという原則を私たちは銘記しておかなければなりません。核兵器の保有国と非保有国とでは、絶対に対等な外交交渉は進められません。両者の外交交渉力には、天と地ほどの差があります。
原爆投下を経験したわが国ではありますが、世界各国と対等な外交交渉を進めていくためにも核兵器を保有すべきです。あるいは核抑止力を向上させるために、ニュークリア・シェアリング・システムを採用するのも一案でしょう。
日本国民を二度の核の脅威にさらしてはなりません。日本の安全保障を恒久的なものにするため、我が国は核兵器を保有するべきです。
まず、核兵器というものを「今後絶対に使われることがない」という田母神氏の文章には根拠がありません。核兵器がこの世に存在する限りは、使用される可能性があると考えなければなりません。過去に、日本は広島、長崎と二度の核攻撃を受けました。第二次世界大戦後の世界を考えても例えば、中国は現在核兵器を保有していますがこの国が核兵器を開発・保有するようになったときの核保有の理由というのは、自国が核攻撃を受けた場合の反撃の手段ということです。先制攻撃には使わないにしても、絶対に使わないという前提はまったくないわけです。もっとひどいのになると、2005年にアメリカのブッシュ政権が「総合核作戦ドクトリン」というなかで核兵器と通常兵器との垣根を取り払って核兵器を先制使用できるようにすることを追及していました(統合核作戦ドクトリンとは?参照)。
中国の核兵器保有の理由に関しては大分過去のことですからネットで検索してすぐに出てくるというわけにはいかず多少世界史を学ぶ必要がありますが、アメリカのブッシュ前政権が核兵器の先制使用を追及していたことに関しては私が直接的に参照ページとしてリンク先として貼り付けた記事以外にも例えば、「ブッシュ 核兵器 使用」などという具合に検索するとブッシュの核兵器使用の戦略のことがすぐに記事としていくつも出てきます。だから、ちょっと調べればすぐに核兵器が存在する限りこれが使用される危険性があることを私たちはすぐに知ることができます。
また、世界中を見渡せば核兵器の保有、非保有に関していえば、核兵器を保有していない国がほとんどですが核兵器を保有していないために外交交渉力が低いという事実はありません。つい一昔前までアメリカの裏庭といわれていたラテンアメリカとて核兵器の保有、非保有によって支配と従属の関係が成立していたわけではありません(ラテンアメリカの場合は、1823年のモンロー宣言が震源地です。)。また、現在なおラテンアメリカ諸国は核兵器を保有していないし、保有する意思すらないわけですがそれでもベネズエラやボリビア、ブラジル、ニカラグアなど対米自立の道を歩んでいます。核兵器を保有すれば外交交渉力がつくというのではありません。現在の日本は、事実上のアメリカの従属国となっていますが、この理由とて核兵器を日本が保有していないからではなく、日米安保条約体制のもとで外交や安全保障の重要な部分をアメリカに握られていることにあります。日米安保条約体制を前提として日本が核兵器を保有したところで対米従属国の中に核兵器保有国があらたに出現しただけに過ぎません。これでは、核兵器を何万発保有したところで世界からは日本の外交に関して「ワシントンのホワイトハウスに行けば分かります」という具合に見られるだけです。
あえて田母神氏など核兵器保有に固執する反動勢力のウヨどもに言えば、核兵器廃絶を正面から取り組もうともせずに今後核兵器が廃絶されることはないなどとぬけぬけと言わないでもらいたいです。核兵器が廃絶されて困るのは、田母神氏のように「核兵器保有」論に固執して日本を戦争のできる国にしようと企んでいる人たちです。本音はそういうことなのは見え見えです。日本の人民はもちろん世界諸国の人民が核兵器の脅威にさらされないようにする最も良い方法は核兵器を廃絶することです。核兵器が二度と使用されないようにする最善の方法はこれも核兵器を地球上からなくすことです。代案はありません。田母神氏の「田母神塾」という著書が発行されたのはオバマ米大統領のプラハ演説の前ですが、アメリカの大統領が核兵器をなくすことをめざしている世界情勢にもかかわらず田母神氏は雑誌などのメディアでことあるごとに「北朝鮮には核兵器で対抗せよ」という論調を振りまいています。世界は核兵器を廃絶する方向へ動こうとしているにもかかわらず、北朝鮮の核実験と並んで田母神氏の言動は世界史上極めて醜悪な逆流です。
私が、田母神氏の著作から引用した文章をよく読んでいただければお分かりかと思いますが、核兵器を保有することによりこれを外交のカードとして利用して外交交渉力を高めようという考え方は、本質的に核兵器などをもてあそんで瀬戸際外交をしている北朝鮮と同質というほかありません。
田母神のとっつぁんよ~。
日本におけるウヨどもの考え方は、北朝鮮にそっくりですね~(爆)。
ウヨどもよ。日本列島から出て行って北朝鮮に「亡命」して北の将軍様のもとで軍事顧問でもやったらどうですかぁ~(劇爆)。
平成21年第一回 東京都議会定例本会議 河野ゆりえの発言 後編
少々手抜き記事っぽくなってしまいますがご勘弁を。そろそろこのブログを更新しないと労組の仲間のある人から「ちゃんと更新しなさい」と言われるのでね……。
現在の東京都知事である石原慎太郎氏は、高齢者や障害者など社会的に不利な状況におかれている人々への冷酷さで満ちています。「なんといっても、贅沢なのはまず福祉」と言ってはばからない人物が石原慎太郎氏(揶揄的にチンタローあるいは石原賭痴事)です。老人医療費助成制度(マル福)は廃止するし、石原慎太郎氏が都知事になってから都営住宅が老朽化した建物の建て替え以外はただの一つも都営住宅を建設していないのです。現在、仕事と同時に住まいを失う人が絶えない状況であるので本来ならば都営住宅の建設を急ぐべきときでもあります。また、給与所得者の所得水準が全国的に低下しているのでそういう意味でも住民の生活と福祉を守る観点からやはり都営住宅の建設は不可欠です。あえて言えば、都営住宅の不足は慢性的であったのですからなおさらです。
来月に行なわれる東京都知事選は都政のあり方を根本から変革するためのチャンスの一つです。東京都政にやさしさを取り戻すためにいったいどんな政治家や政党の前進が必要なのか、とくに東京都江戸川区にお住まいの方で当ブログを見ている方には考えていただきたいと、私は心より願うしだいです。もちろん、東京都以外にお住まいの方にとっても自分が住んでいる地域でどの政治家、政党が住民の立場に立って政治を行なっているかを考えるのに、河野ゆりえさんの都議会での代表質問は参考になります。