のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

チガイマス

2009-05-07 | KA
 来週からの休暇の行き先をようやく決め、航空券を探していたところに電話。また、考え直さなければならなくなりました。両方とも行くことができればいいのですが、アメリカは広いですから…。
 
 一回目のショー、ケイジを開けようとするといつもと様子が違います。そしてケイジから出てきた双子の男の子役のシェリーが、フルートを私に渡す時に、「チガイマス。」とささやいてくれました。すぐに、ケイジを間違ってセットしてあることを伝えようとしているのだろうと推測できました。フルートを一本置く時に確認すると、やはりいつもと違うケイジであることが分かりました。ケイジが違うとフルートをケイジの上に置くことができません。フルートをケイジに立てかけて踊り始めました。そうすると今度はケイジを揺らすことはできません。細かいことですが、少しずつ影響があり、その度に何かを変えていかなくてはなりませんでした。
 それが素晴らしく上手く行ったとも思いませんし、とても変であったとも思いませんが、最後のお辞儀で、最前列のお客様がショーに満足しなかったことを示したいかのように座っているのが見えると、その方々がアジア系の方であったこともあり、少し気になりました。
 二回目のショーは、影絵で出ていくと拍手が聞こえました。今日は友達が来る予定にはなっていなかったと思います。「あ、もしかして、砂が落ちることに感動したのかしら。」と思いました。そしてまた、最後のお辞儀で前に出ると、影絵で拍手が聞こえたほうから声が聞こえました。そちらを見ると、私の方を見ながら拍手をしたり、指を差したり。それ程遠くはないので、アジア系の方ではないことだけは確認できました。
 どういう方々なのかなと考えながら階段を上がり、カツラを外して着替えると、更衣室を出ました。ふと、楽屋口の方を見ると友達が来ているのが分かりました。「ああ、あれは彼らだったのか。」急いでそこまで出て行き、会う事が出来ました。そして、すぐにマリレンの結婚式のために来ていることが分かりました。それにしても、昨日ではなくて良かったです。
 エネルギッシュな彼らに圧倒されそうになりましたが、久しぶりに再会して、元気を頂きました。

 旅の行き先はまだ決められません。ショーの途中にクレベーフが「僕はね、サンディエゴに行くの。動物園!!!生まれてから一度も行ったことがないんだ。」と嬉しそうにしていました。長い休みだからと気張らずに、私もゆっくりすることを考えてみたらいいのかもしれません。