亜梨ちゃん、バードパペットデビュー

　森のシーンに出てくる蔓の一つ、ぺタルバインに、亜梨ちゃんが初めて登りに行き、「登れました。」と帰って来ました。「腕の力がないと大変。」とも聞いてきたので、心配していましたが、亜梨ちゃんは大丈夫だったようです。彼女ならピラーズのシーンがまだ残っていたとしても、熟せただろうと思いました。
　ピラーティスをしていると、見知らぬアーティストが練習をしに来ました。シェリーとジェニファーは知り合いのようなので、どなたか訊くとヴァレカイのアーティストだということが分かりました。何か惹かれるものがあり、思い切ってピラーティス後に挨拶に行ってみました。すると「あなた、棒を回している人よね。」と。私には、その時“棒を回している人”と分かるような物はなく、どうして彼女がそれを分かったのか不思議ではありましたが、嬉しくなりました。
　会社のコンピュータを使う時の使用者名が同じ人がいるらしく、パスワードを頂いても次の時にはまた使えなくなり、何度も何度もサポートセンターに電話をしなくてはならずにいました。今日は、使用者名を少し変えて頂き、ようやく安定してコンピュータが使えるようになりました。
　亜梨ちゃんは予定通りにデビューをしました。彼女自身は全身を黒い服で覆われているので見られないのですが、ビーチのシーンの前に飛ぶ彼女が操る鳥を、４階から観ました。デビューに付き添ってくれたケリーは、いろいろとアドバイスをしてくれたそうです。学びたい人には、良いことも直した方がいいこともきちんと教えてくれる人が付いてくれるものだと思いました。
　私はショーに出ない日であり、彼女の今日のデビューはバードパペットと呼ばれる鳥を操る役目だけでしたので、時間が合う時に彼女を６階に案内し、いくつかのシーンを上から観ました。森のシーンのデュエットを観ながら、どうして彼女はあの細い腕であんなことが出来るのだろうという話になりました。確かに、現役のバトン選手の方がたくましい腕を持っているような気もします。私の肩幅も、選手時代はもっと広かった気がします。エリカもトリも小柄で筋骨隆々には見えませんが、男性アーティストを吊り下げるに耐え得るほどの筋力があります。彼女達の日ごろの努力を思い出しながら、今日も素敵なデュエットを楽しませて頂きました。