のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

世界に先駆けて

2006-09-20 | KA
 時々KAの舞台は大きなスクリーンになります。今日はその日。先日撮影のあったテレビドラマ“CSI”の初回の放送前に、誰よりも先に私たちが観られることになりました。ロサンジェルスからわざわざそのフィルムをテレビ会社の人がここまで届けて、終了後持って帰る、家族も友達も劇場には入れないという厳重かつ内密のものでした。
 バトルフィールドのシーンで死体が発見されるので、そこに出ているアーティストがたくさん登場します。時にはアップになったり、突然ヒトデが出てきたり、見慣れた顔・場所ばかりが出てきて、大いに盛り上がりました。今日は初回なので事件は何も解決されずに終わってしまいました。「これは、次を観たくなるでしょう。」という終わり方。うまいです。
 ブックマークにあるシルクドソレイユの公式サイトを開き“CSI”をクリックすると様子が少しわかります。ちなみにJohn Mayer videoというものの1分7秒ぐらいのところに私がひそかに登場しています。瞬きをしたら観られません。お楽しみください。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

司会は大橋巨泉さん

2006-09-19 | KA
 昨日レッドロックキャニオンに行く前にステージマネージャーから電話が入っていました。
「明日ショーを3回するかもしれないのですが、3時からそれをするとしたら出られますか?」
 モントリオールから緊急の連絡が入り、みなに電話をしてから確定の電話をもう一度入れるとのことでした。どなたか偉い人が来るのだろうか。どなたかお金持ちが来るのだろうか。
 もう一度入った連絡は「やはりやらないことになりました。」。私はすっかり人が揃わなかったのかと思いました。ショーをするにはアーティストだけではなく裏で働いてくださっている方も必要だからです。
 そして、今日その話がありました。
 「ある国の王様の息子さんの誕生日のためにショーをする予定でしたが、王様が急に行かなければならないところが出来て、ショーをしなくていいようになりました。電話をするとみなさん快く引き受けてくれてショーをする準備はできていました。ありがとうございました。」
 数十名のためのショー。貴重な経験ができずに残念でした。

 さて、このショーが息子さんのために行われていたとしたら・・・世界まるごとHOW MUCH?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レッド ロック キャニオン

2006-09-18 | ラスベガス
 ラスベガスのいいところは車を少し走らせると、カジノの街とは全く違った表情のところに行けることです。ラスベガスを離れる前にレッドロックに行きたいという友人と西へ向かいました。
 レッドロックキャニオンはその名の通り赤い岩の層、荒削りの岩肌が横たわっているキャニオンです。高く聳える岩にも層が階段のようにあるので簡単に頂上まで行くことが出来ます。
 今日は雲ひとつないお天気で気持ちよく、頂上で食べたおにぎりがおいしかったこと。恋が終わった友人と、遠くを見つめながら気持ちの良い風を受け、人生を語りながら、はかなく散った恋を風に乗せ、新しい心地よい風を受け続けていました。
 私は頂いたカメラのレンズを試すにもいい機会で、おもしろい岩の表情や、遠近のぼかしなど、どんな写真が撮れているのか現像をするのが楽しみです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ZUMANITY

2006-09-17 | Cirque du Soleil
 久しぶりにズーマニティを観ました。アーティストが変わったところは振り付けが大幅に変わっていて、またそれが友人であり興味深く、先日習った振り付けを見つけ「ああ、これこれ!」と興奮し、自分の姿をその舞台に想像して興ざめしたり、いつもと少し違う楽しみ方をしました。
 ショーの前に一緒に食事をした友人が、ショーの後はお茶を飲みに家に来て、ずーっと話が続き、結局泊まっていきました。いつもと違うおもしろい日になりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10cmのずれ

2006-09-16 | KA
 双子の男の子とやり取りをしている時、下りていかなければいけない舞台が動きませんでした。それに伴い私も少し演技を変えることになりました。いつもと違う動きをしたので立ち位置が10センチぐらいずれました。戻ろうとした時に双子の男の子が反応をしたので戻ることは出来ず、次の動きに移りました。
 
 「ノリコ、さっきのキャプティビティーの時、手の位置が少し遠かったのだけど・・・」

 10センチの差の理由は説明しましたが、あまり納得してもらえませんでした。四角いものは四角でないといけない性格。私もこのぐらいの年齢の時はこれぐらい頑固だったかもしれないと微笑んだのでした。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カゼ

2006-09-15 | 日記
 風が狂ったように吹いていて自転車はあまり漕がずに進み、いつもははっきり見える山はかすんでいました。

 恋人役のシェリーが「風が強くてホコリは舞うし、乾燥が昨日よりひどいし・・・」といいながら鼻を何度もかんでいました。(本当に、風邪じゃない?あなたの風邪は防ぎようなくダイレクトにうつってしまうのだから、そうだとしたら早目に風邪だと認めてね。)風邪と認めた後はキスを手にしてくれます。でも、そのタイミングがいつも遅いのです。

 ショーが終わって外に出るとひんやりと。帰りは風に逆らって進んで、ようやく身体が温まりました。ここから一気に寒くなるのでしょうか・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プチプチ同窓会

2006-09-14 | 日記
 私のお気に入りのイタリアンレストランで高校の同級生とお姉さまと食事をしました。日本から友達が来たとき、特にリクエストがないときのランチは大抵ここでします。久しぶり。
 お気に入りの前菜の盛り合わせを頼んで、おいしいパンと一緒に楽しみました。
 友人と会うのはいつ振りなのでしょう。
 私が日本を離れる前、2年間はもう日本に帰れないと思っていたので、私にとって大切な人々が揃っている高校時代の友達と会っておきたいと思い“プチ同窓会”を開きました。“プチ”なのは、同期生全員に葉書を出して声を掛けて開いたものよりももっと簡単に、すぐ連絡が取れる人に声をかけそこからなんとなく広めてもらう、だから卒業10年後に開いたものよりは小規模なものなのでそう名前をつけました。しかし、思っていたよりも日本に帰ることも出来、慌しくない帰国のときは“プチ同窓会”を開き、友達に集まってもらっています。彼女と会うのは前回の“プチ同窓会”以来でしょう。
 「みんなでラスベガスに行って“プチ”をしようよ。」といってくれた友達の夢はなかなか叶いませんでしたが、それぞれの都合が付くときにぽつぽつと来てくれています。そして私にはとても嬉しい、ありがたいひとときになります。
 いろいろな話に花が咲き、時には涙が出るほど笑い、あっという間に時間が経ってしまいました。前菜の後頼んだパスタもティラミスもおいしく頂き、おなかも心も満ち満ちて一日が始まりました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

次はバナナタイム?

2006-09-13 | KA
 ケイジに入っている人がぐるぐる回るシーン、スレイヴケイジの最後に恋人と父のことを助けに行く役目があります。そのキューは、舞台そでにある緑のランプが消えることです。一回目のショー、舞台そでで待っているといつものタイミングになっても一向にランプが消えません。どうなっていることか思いながらランプを見つめていると、インイヤー(ステージマネージメントから指示の聞こえる機械)をつけている恋人役のシェリーがイヤホーンをしっかり押さえながら聞こえてくることを説明してくれました。「緊急停止がかかって舞台が止まっている。舞台上の人はそのまま演技を延ばして。花道は歩かない・・・」そして「えっ、えっ、えっ・・・」といいながらシェリーは舞台と反対方向に移動し始めました。私は、花道が使えないので客席からでるのかと思い一緒にその方向に向かうと、今度は客席へのドアとは反対方向に行きました。その場面はシェリーと一緒に出るのでとりあえずあとをついて行くとすごい勢いで走っていってしまいした。
 丁度そこにステージマネージャーがいたのでどうすればいいのか問うと「次のシーンに行きなさい。」と言われました。父を助けに行くシーンがなくなったのです。そのシーンが急になくなって次と言われると「はて、次は何だったか・・・」という状態になり自分で自分のことがおかしくなりました。
 おかしくなりながら「うーん、たぶんこっち。」と更衣室に向かっていると同じ更衣室に向かう乳母役のジュリに会い、状況を説明してから「たぶんバナナの時間だと思うのだけど・・・」と言うと彼女は大笑いして「そう、そうバナナタイムであっているわよ。」と教えてくれました。以前、私がこの時間にこっそりバナナを食べているのを彼女が発見して以来、私達の間では“バナナタイム”が私のひとつのキューになっているのです。
 父のことを助けに走ること、そしてそのシーンが終わったあと舞台が下がってから階段を駆け上がることをしなかったので、少し身体の感覚がおかしな感じがしました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時間変更

2006-09-12 | KA
 休暇明けの今日からショーの時間が一時間早まりました。これはラスベガスにあるシルクドソレイユのショーの中でもKAだけのことです。「いま2時だから、3時ってことでしょ。」「いま4時半だから5時半ね。」と頭の中で時間を計算しながら過ごした一日でした。
 休暇明けの初日ということなどお構いなく、ギーラリベルテさんはじめ社長や錚々たるメンバーがいらっしゃいました。一日目はただでさえ緊張するのにこのような状況で、でも昨日自主リハーサルをしていなかったらもっと緊張しただろうと、だからこれでもいい状態であると言い聞かせながら・・・とにかくドキドキしました。
 そんなドキドキの舞台を終え、めずらしくギーさんがバックステージにいらしてくださりお言葉を頂きました。ほっとする時間もあまりなく次の準備をしていると、呼び出しがあり手紙を渡されました。日本からいらしてくださった方。シルクドソレイユのファンの方でKAも昨年観てまた観てくださると。お手紙拝読し、使い切りそうになったエネルギーが補充されました。
 たくさんの方にいらしていただき、応援していただき、私は幸せ者です。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Yahoo!辞書

2006-09-11 | メディア
 兄からメールが届きました。
『プレジデントの目次を確認した』
 と。URLが付いていました。そしてその目次、“世界一の前衛サーカス団に咲く大和撫子”を見た彼は
『大和撫子ねぇ・・・』
 とつぶやき、もう一つURLを載せてくれました。私はすっかり記事の一部が載っているのかと思いクリックすると“Yahoo!辞書”。

やまと‐なでしこ【大‐和×撫子】
1 ナデシコの別名。
2 日本女性の清楚な美しさをほめていう語。

 それは身内でしたら“大和撫子”の意味の確認をしたくなるでしょう。

 今日は自主リハーサルへMGMへ。長い休み明けの本番の前日、いつもアーティスト抜きで本番通りのリハーサルが行われています。突然の本番が心配な私はお願いしていつも舞台に立たせてもらっています。久しぶりに緊張しました。それにしても他のアーティストはリハーサルなしでいきなり本番で大丈夫なところが本当にすごいと思います。
 そしてプレジデントの記事のファックスを受け取りました。この雑誌に載せていただいたことはとてもありがたいことなのですが・・・私は自主リハーサルをしてしまうぐらい不器用な人間で出来ないことだらけなのでいろいろやらないといけないだけであって・・・この記事を兄が読んだらまた“Yahoo!辞書”で言葉を一つ一つ検索するに違いないと思ったのであります。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする