アロハ ウハネ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fine_face.gif)
Tane (タ-ネ)、天なる父
古代のハワイでは、何か重要な行事がある時には、必ず祈りから始まりました。この本は、私にとって最初の本ですので、もちろんとても重要な行事です。ですから、ハワイの神々について語る前に伝統的なタ-ネへの祈りから始めたいと思います。キリスト教の影響を受ける前のハワイです、天なる父は、タ-ネでした。賢者たちは、タ-ネというスピリチャル・アイデンティティである名前の大切な意味を保持してきました。1819年には、宣教師たちによってムーからの信仰、タフナイズムは、廃止・禁止となってしまいましたが、まだ長老たち、カマアイナ(先住民)の中でタ-ネの名前が先祖たちにどのような象徴があるのか、その知識を持っている人たちは生きていました。
タ-ネ(現代ではカ-ネ神のこと)は、「赤っぽい黄金の太陽の光を放った神」とされていました。彼は、「生命の水」(vai ora) が 吹き出す噴水のような存在です。タ-ネの神聖な呼吸を通してmanna(マナ)、スピリットのエッセンスである"生命の水"が全ての空間と生命にエネルギーを降り注ぎ養っているのです。彼は、全ての命のスピリットのエッセンスを含むすべてを"支える根っこ"であり、蔦が伸びて、広がり、実っていくのを全て支えている存在です。「天なる父から噴水される生命の水は、滝のように大地に広がり、そこから彼の子孫が美しい花々の花びらのように太陽に向かって広がっていく。」タ-ネ神の存在は、よくこのように詩的に表現されていました。彼は神聖な親としてハワイの人々の産みの親なのです。そして、人類のデザイナーであり、彼の清いスピリットから男性を創りだしたのでした。
タ-ネは、また古代ハワイ人からいくつかの呼び名で知られていました。一つは、崇高な敬愛を込めて、Tane nui a te'a (タ-ネ ヌイ ア テ' ア)と呼ばれており、その意味は、崇高な十字の光でした。彼のその姿は、輝く赤い炎のような十字架の光として崇拝者たちの目に時々現れたのです。またの名前をTe Atua Noho I Ta Rani (テ アテュア ノホ イ タ ラニ)、天界に棲む神。Te Heiau o Te Ra (テ ヘイアウ オ テ ラ)、太陽の聖地、Rani Iuiu (ラニ イウイウ)に棲む Tarani o na rani,(タラニ オ ナ ラニ)、神の中の最高神 などとも呼ばれていました。またTa Vaiora mauroa ia na Tane (タ ヴァイオラ マウロア イア ナ タ-ネ)、"生命の水を永遠に奔出するターネ神"という風にも表現されていました。
次に訳した祈り、Pure Tuiri (プレ テュイリ)は、Malo氏の著書"Hawaiin Antiquities"に紹介されていたものを私が英語に訳したものです。この内容には、タ-ネ神が昔のハワイアンにとって、どのような存在だったが表されていると思い興味深い内容です。タフナたちが神々に対してどのように祈りの言葉を活用していたかが分かります。大変に美しいもので、神が注意深く聴いてくれていただろうと思われるような響きです。
一つになって、天空の王たちに祈りを捧げよ!
驚異的な天界の王たち、テュー、カーネ、ロノ
上に持ち上げられた天界、オー ターネ神よ
ターネは、マナの神
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fine_face.gif)
Tane (タ-ネ)、天なる父
古代のハワイでは、何か重要な行事がある時には、必ず祈りから始まりました。この本は、私にとって最初の本ですので、もちろんとても重要な行事です。ですから、ハワイの神々について語る前に伝統的なタ-ネへの祈りから始めたいと思います。キリスト教の影響を受ける前のハワイです、天なる父は、タ-ネでした。賢者たちは、タ-ネというスピリチャル・アイデンティティである名前の大切な意味を保持してきました。1819年には、宣教師たちによってムーからの信仰、タフナイズムは、廃止・禁止となってしまいましたが、まだ長老たち、カマアイナ(先住民)の中でタ-ネの名前が先祖たちにどのような象徴があるのか、その知識を持っている人たちは生きていました。
タ-ネ(現代ではカ-ネ神のこと)は、「赤っぽい黄金の太陽の光を放った神」とされていました。彼は、「生命の水」(vai ora) が 吹き出す噴水のような存在です。タ-ネの神聖な呼吸を通してmanna(マナ)、スピリットのエッセンスである"生命の水"が全ての空間と生命にエネルギーを降り注ぎ養っているのです。彼は、全ての命のスピリットのエッセンスを含むすべてを"支える根っこ"であり、蔦が伸びて、広がり、実っていくのを全て支えている存在です。「天なる父から噴水される生命の水は、滝のように大地に広がり、そこから彼の子孫が美しい花々の花びらのように太陽に向かって広がっていく。」タ-ネ神の存在は、よくこのように詩的に表現されていました。彼は神聖な親としてハワイの人々の産みの親なのです。そして、人類のデザイナーであり、彼の清いスピリットから男性を創りだしたのでした。
タ-ネは、また古代ハワイ人からいくつかの呼び名で知られていました。一つは、崇高な敬愛を込めて、Tane nui a te'a (タ-ネ ヌイ ア テ' ア)と呼ばれており、その意味は、崇高な十字の光でした。彼のその姿は、輝く赤い炎のような十字架の光として崇拝者たちの目に時々現れたのです。またの名前をTe Atua Noho I Ta Rani (テ アテュア ノホ イ タ ラニ)、天界に棲む神。Te Heiau o Te Ra (テ ヘイアウ オ テ ラ)、太陽の聖地、Rani Iuiu (ラニ イウイウ)に棲む Tarani o na rani,(タラニ オ ナ ラニ)、神の中の最高神 などとも呼ばれていました。またTa Vaiora mauroa ia na Tane (タ ヴァイオラ マウロア イア ナ タ-ネ)、"生命の水を永遠に奔出するターネ神"という風にも表現されていました。
次に訳した祈り、Pure Tuiri (プレ テュイリ)は、Malo氏の著書"Hawaiin Antiquities"に紹介されていたものを私が英語に訳したものです。この内容には、タ-ネ神が昔のハワイアンにとって、どのような存在だったが表されていると思い興味深い内容です。タフナたちが神々に対してどのように祈りの言葉を活用していたかが分かります。大変に美しいもので、神が注意深く聴いてくれていただろうと思われるような響きです。
Pure Tuiri
一つになって、天空の王たちに祈りを捧げよ!
驚異的な天界の王たち、テュー、カーネ、ロノ
上に持ち上げられた天界、オー ターネ神よ
ターネは、マナの神
フラのダンサーたちの足をしっかりと支えるマナの力
声を沈めたまえ
飢えに苦しむ声、竹の音、オヒアの樹々の音、
オヒアの神は、山森の神
祈りが受け入れていただけるように、天界に声をもちあげよ
天界よ、我らの祈りを受け入れたまえ!
天界にマナが永遠にありますように!
天界に豊かさが永遠にありますように!
祝福が天界に広がりますように、天界の最上界に!
祈りは自然と広がっていくであろう
一つになって祈ろう、ターネ神の君臨が永遠でありますように!
天界の壁は強く保たれるであろう
祈りは完了した!一つになって捧げん
タ-ネの神聖化された名前は、Eri Eri (エリエリ)と云います。興味深いことに偶然にもイエスの天なる父の名前と同じです。イエスは、最後の言葉の中に秘密を明かしました。彼は十字架の上で、最後に "Eli Eli Lama Sabac Thani Eli Eli"と言ったのです。この Eli Eliを聖書では、「神よ 神よ」と訳しています。イエスは、最後に「我の父よ、私の地球での使命は終わりました。どうか太陽の光によって私に栄光を与えてください」と祈ったのです。神のことを父と呼び、自分のことを人の息子(Son o f Man)と言っていたのは不思議です。 ハワイでは、Eri Eriという呼び名は大変神聖なものとして扱われており、神官のみがその名前を祈りの中で声にすることが許されていました。神官以外の人が活用することによってその神聖さが薄れてしまわないようにそのような掟があったのです。
以下の祈りの歌もタ-ネ神を讃えるための詠唱歌です。一行一行が真正な祈願であり、純粋な古代ハワイのスピリチュアリズムであり、高尚な内容であると云っても過言ではありません。私なりの英訳文章を以下のようにアレンジしてみました。
He Pure I O Tane E, Te Hatu O Havai'i (ハヴァイ’イの神、タ-ネへの詠唱歌)
天を創造した神タ-ネを讃える!
我々の祖先なる天界
地球に恵みと祝福の光を浴びせる
我々の善なる天界
讚えよ!天なる父を讃えよ!
光をもたらす、万能の神よ
息吹を!青い天空の中の太陽なる社から、
人々へ無限の神の叡智を吹き込みたまえ
命を!神の神聖な息吹を通じて我々に生命の力を与えたまえ
あなたの子孫である我々に健康の恵みを!
人々に温かく慈悲深い神よ
あなたの愛で私を包みたまえ
偉大なるスピリット、神よ
神聖なエリエリ!
私の祈りはこれで終わります
祈りよ、自由に解き放たれ、天に飛んでいけ!
天を創造した神タ-ネを讃える!
我々の祖先なる天界
地球に恵みと祝福の光を浴びせる
我々の善なる天界
讚えよ!天なる父を讃えよ!
光をもたらす、万能の神よ
息吹を!青い天空の中の太陽なる社から、
人々へ無限の神の叡智を吹き込みたまえ
命を!神の神聖な息吹を通じて我々に生命の力を与えたまえ
あなたの子孫である我々に健康の恵みを!
人々に温かく慈悲深い神よ
あなたの愛で私を包みたまえ
偉大なるスピリット、神よ
神聖なエリエリ!
私の祈りはこれで終わります
祈りよ、自由に解き放たれ、天に飛んでいけ!
<タ-ネ神の十字架>
中央が太陽であり、そこから十字に広がる形。これはタ-ネが火の神であったことを示唆する。
注釈:火の女神はペレとして知られていますが、ターネ神も色々な側面を持っていたということです。太陽と重要な関わりがある最高神。太陽の重要性は、ここでも出てきます。日本でもアマテラスが重要視されているところにも同じムーの民として共通点があります。太陽は霊界でも神界でも大変重要であり、中心的な存在、光の源であるわけです。
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今週も愛・喜び・感謝に意識を向けてポノな一週間をお過ごしください。
ク-プナ(ご先祖さま、スピリットたち、龍たち)、天使たちにいつも見守られていることを忘れないように
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aloha&pono
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