
はじめに ことばがあった
ことばは 神と共にあった
ことばは 神であった
このことばは はじめに神と共にあった
すべてのものは これによってできた
できたもののうち 一つとしてこれによらないものはなかった
このことばに 命があった
命は人の光であった
光は闇の中で瞬いた
闇は、光を理解しなかった
(ヨハネによる福音書 第一章第一節 冒頭より)
万葉の詩人である紀貫之は 「言霊がアメツチ(天地自然)を動かす」と言っています。
中国の元極理論にも、宇宙の始まりは音であったとあります。
量子力学論、カオス理論、超ひも理論、相対性理論など、昔、物理学の一般向け書を読みあさっていたころ、
これらの理論によって解き明かされた、ほんのわずかに垣間見える世界の真理について、
ものすごく感動しました。
光は電磁波であり、音は空気の振動
超ひも理論(スーパーストリングス理論)は、最初に提唱されてから随分年月が経ちましたが、
不完全な理論で、最近は行き詰まり感もあるようです。
でも、限りなく小さな一次元のひもの振動によって、世界が始まったというのは
とてもロマンを感じます。
まさに、最初にことば(振動)ありき、です。