陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

ケアマネは押し付けがましくなくっちゃいけないの?

2006-06-13 00:18:13 | Weblog
あの人はこんなひとなんだから、はっきりきっぱり言わなくてはいけない。
きっぱり言えるのが本当のおもいやり。

 はっきりモノを言え。
 利用者に意見しろ。

毎回、私へのアドバイスはこの言葉で終る。
我が居宅介護支援事業所はきつい対応をずっとしてきたらしい。
それでいつも感謝されてきたと言う。

私にはあの人はこんな人なのだからと言うキメツケはできない。
アスペな息子の言動がトラブルを起こす時、
必ず彼特有の感じ方が世の大半と違っているだけのことで、
単なるカン違い、行き違いに過ぎない事が多いし、
私が良かれと思うことが、彼にとっては苦痛である事が多い。

この人がこう言う言動を取るにはなんらかの原因があるはず。
原因は話をよく聞く内に見えてくると私は信じる。

気持が分かったところで、各福祉サービス担当へ
実はこう言う気持をお持ちだから、
こう言う希望を叶えてあげたいけれど、
協力してもらえるか?と、
話を持っていくと
9分9厘、こんな返答が返ってくる。

ケアマネのあなたが言うのだからしかたがないけれど、
あの人はああなのだから、何してあげても感謝がない。無駄。
また不服を言うに決まっている。

新米としては

 まぁそこのところ、無駄を承知でちょっとだけお願いします。

イヤイヤ応じている気配はしっかり利用者さんに伝わっている。
ほんのちょっとした言葉かけにも、
サービス担当のトゲがもろに出ている報告がまた利用者から聞かされる。

悪循環連鎖だ。

息子に接していて、強く強制的な事を言って上手くいった例がない。
ほめて気持を汲んで、自発的に変っていくのを待つ。
高齢者の場合、培った歴史はもう変りようがない。
また変える努力を強いるのはいかがなものか?

病気に悪いから。

80、90歳まで生きてこられた方に、
その生活習慣は常識的でない、不摂生と言って良いものだろうか?
その方には合っている習慣だから、長生きされているのではないだろうか?

もう人にあれこれ言われないで生きていきたいよ。

そう言う本音が聞こえてきそうで、
私はつい、ニコニコと相槌をうつ。
困りごとは一緒に困る。

一件に気がつけば2時間以上も費やして、一向に仕事がはかどらない。
気になるけれど、ちょっと待って話を聞きに行こうと保留ばかり貯まっている。

息子が居るから、息子が人から見てぱっと目わからない
苦しい傷害のアスペルガー症候群だから、

老人性鬱の人にも認知症の人にもそれぞれ、
常識をとっぱらって向き合わないと分からないものがあるように思う。

本人を否定するような押し付けを私は言えない。
とことん肯定して、寄り添って、共に考える姿勢で居たいと思うが…

書類ミスも多いから、細心の注意をはらって~
今日もドジらないように落し物、忘れ物しないように~
ドジケアマネはえらそうな事はなんいも言えないんだけど…

利用者ファイルを『カルテ』と言い
利用者を『患者』と言う

『利用者』=『患者』
『なにかしら困難のある人』=『指導して治す』

併設診療所から当事務所が立ち上がった看護師意識が色濃い所為か?
なかなか…馴染めない

一度でもミスしたくないと息子が言う。
まだ務め初めて10日あまり。
かぁさんは2ヶ月半経って、ミスのなかった事がないよ。
かぁさんのドジ自慢で息子に安堵してもらっている。
母だってミスがないように、ものすご~~い努力はしているんだよ。

ミスが多いから人のミスには寛大になれる。
間違いのない人間なんてロボットだもの。