陽だまりのねごと

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人を物扱いして殺した医師に甘い判決

2006-06-16 07:53:58 | Weblog
青戸病院の腹腔鏡手術ミス、3医師に有罪判決 東京地裁「最低限度の技術ない」 (産経新聞) - goo ニュース

自分の欲を満たすために人の命をモノ扱いしたこの3人の医師に
執行猶予が付いて、
しかも医師免許は取上げでなく、わずか停止2年!

この3人は『人殺し』ではないか!

甘すぎる判決に怒りを感じる。

父が医師に殺された30年前を思い出す。
54歳の父は三度の脳腫瘍手術を隣県の某大学病院で受けていた。
脳内の腫瘍は毎回取りきれず、残った腫瘍が大きくなって再発をくりかえした。
手術の都度、身体機能回復は悪く、
最後は失明。歩行も伝い歩きとなった。
三度目は視力回復を期待して臨んだ手術だっただけに父の落胆は大きかった。
もう四度目はない。
父本人も家族の我々もそう思った。

三度目の手術から半年、いよいよの時が来た。
まったく歩行ができなくなり、意識も危うくなった。
手術をしないなら、見舞いにすぐ行くことが出来る近くへと
脳外科のある地元の総合病院へ運んだ。

主治医は30代前半の若い医師だった。
彼は意識の薄れていく父に手術を迫った。
返事を渋る母に

『一生、あなたが後悔しますよ。』

と、日に何度も病室にやってきて、とうとう承諾をと取り付けてしまった。
乱暴にも翌日手術。
父本人に手術うんぬんの判断がもう出来かねる状態だったのに、
頭を割られてしまった。

それっきり父はもの言わぬ人となり、意識は戻らず
大学病院では術後、
流れ出る血は管で取り頭が血の海と言うことは一度もなかったけれど、
包帯の巻かれた頭の下には防水マットが引かれ、ずっと血だらけ。
この処置で良いと言う。

腫瘍が大きくなって処置されていたなんとかと言う弁が壊れていた。
医師からの説明はそれだけ。

ただ、どうせ助からない患者だから、
余所の大学病院でどういう手術をしたか開けて見たかっただけなのだ。
開けて他の医師の処置にケチをつけたら、
まったく患者への興味は失せたように術後はそっけなかった。

手術前には少しの話は出来たのに、まったく物言わぬ人のまま
頭から大量の血を流して、
父は数日後、一生を閉じた。

臨終の時、主治医で執刀医はついに顔を見せず。
当時、財界の令嬢と婚約中。令嬢とゴルフの最中と漏れ聞いた。
日曜日の当番医、深夜の当番医と医師がくるくる入れ替わって、最後の時がきた。

弔電が隣県の大学病院からは着ていたが、死を迎えた病院からは無しのつぶて。
現在、その医師は大きな個人病院の医院長さま。
毎年、県の長者番付け10位内に名前を見る。

名を見る度に怒りが再燃する。
防水マットの血の海で割られた頭のままの父が浮かぶ。
稚拙な処置しか知らず、
人に頭を垂れる事も知らない
医師の名は忘れようとしても忘れられない。

『人でなし』の『人殺し』

同じく
人を実験材料としか見なかった、
この3人の医師に人を診る資格はない。
執行猶予でのうのうと日常を送り、
2年したらまた医師として仕事が出来るなど、
とんでもない。

殺された人は浮かばれない気がする。
遺族はたまらないだろうと思う。

犠牲になられた方に哀悼の誠をここに記します。