陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

ちょっと早めのバースディ

2007-02-10 01:28:18 | Weblog
昨夜、駄弁りそびれた友から『ひとり晩ごはんならウチへおいでよ』とお鍋の誘いのメール。息子とふたり鍋はそれなりにそれなりだけど、団欒よりは『食』に趣を置く息子だし、鍋はものすごく久しぶりに本物の鍋のような気がして、仕事は定時にちゃっちゃと切り上げウキウキと職場から直行。友夫妻とは子供たちが幼稚園の時からずっと夫婦単位でつきあってきた。行く道々『手みやげにはビール』と亡夫が呼びかける気がしきりにした。

今夜こそ息子からはいつ電話がかかっても即対応出来る様に、放送大学の資料といつものマナーモードを外したケイタイを横に置いて友夫妻と鴨鍋を囲む。

しゃべった。しゃべった。日頃の会話のなさを埋めるがごとく、よくしゃべった。話題は隠れキリシタンから、なぜ家は片づかないかまで、あっちへ飛んでブッハハハ。こっちへ飛んでワッハッハ。ダジャレおやじギャグが酔うほどに出るダンナさんが話をシリアスにさせない。

鍋の後に11日の建国記念日が私の誕生日だから早めのお祝いと、食べたいと前夜ちょっと話した店のケーキが運ばれてきた。わざわざ買いに行ってくれた気持がうれしい。どれにしようかな?モンブランもすてがたい、チョコムースもおいしそう、誕生日の私が一番にと迷うのも楽しい。

息子からはついに電話がなかった。無事に過ぎたんだろう。
自宅には猫が首をなが~くして待っていた。暖冬でよかったね。猫のために朝入れたふたつの湯たんぽは冷えていた。昔は12時より早く終わるなんてなかったけど、ひとつひとつ、じわりじわり体力が落ちている。

『正月はめでたくもありめでたくもなし冥土までの一里塚』
誕生日は生まれでた事を喜ぶ日でもあるけれど、死ぬ時間が近づいたとも言えると、友のダンナは『自分にはおめでとうを言うな』と家族に言うそうだ。逆転の発想は愉快。こう言う会話が出来るからずっと友達なのだろうな。

私的には誕生日ってなんだろう?
これまで生きてきたことをありがとうと言う日なのかもしれないし、
産んでくれた人にありがとうと言う日であるかもしれない。
死ぬのに近づいているのは生まれ落ちた瞬間からだから、
日々の雑事に忘れそうだけど、
ていねいに一日一日暮らさなきゃと思い返す節目の日かもしれない。

そう言えば
なんとなし52歳の自分のしてきた事を振り返り
これからの53歳を自分はどう過ごすのか
さて、どうするかな?と思い巡らせる。

  誕生日祝っても祝わなくても通過点