しんくやくしょモノレール長嶋 柊じゃこめてい出版このアイテムの詳細を見る |
NHKBS2土曜朝の『週刊ブックレビュー』で絵本が取り上げられていた。
息子の好きな四角がいっぱい描かれてある。
作者は高機能自閉症の小学生がPCで描いたものという。
あるがままの感覚、感じ方をおもしろい発想、ユニークだそう。
○と×のカードを揚げる電車とか
近寄ると刺す海の生き物とか
にんにく噴水の音が昼はジャージャーで夜はわっさわっさとか
人間には感情がないと説明書きがあるとか
特にゲストがおもしろいと着目した部分は
自閉くんと暮らす私にはそこがいかに自閉くんっぽいところのように思えた。
そこは決してひずみでなく、すばらしい着目、感じ方だととらえられている。
世の中すべての人がどんな場面でもそう思ってくれたら、どんなにか楽に呼吸ができるに違いない。
作者の自由な想像の世界がとても明るい色彩で描かれているという。
明るく素直に育っている子なんだと思うと
ものすごく気になって、手に取ってみたくてAmazon購入したら
日曜日の夕方には届いた。早っ!
こんなにのびのびと自分の想像の世界をふくらませて、
こうして形となって出来て来るまでには
随分なご両親の努力があったのだと最後のページのお父さんの文で分かる。
柊くんの笑顔写真がいい。
こうやって自分の世界を存分に羽ばたかせることができて育っていけたら
ウチみたいに2次障害はおこらないで済むんだろう。きっと。