バツイチとボツイチ

12月1日付けで配属になった新人は30代バツイチ。
小学生２人の子持ち。
従って私と終業タイムカードのピンポンダッシュを争う。

私は急がなくていいけど、ダラダラ居残る今の主任のやり方がイヤで
よほどでない限り残業はしない事に決めた。
そのよほどの事の時はきちんと残業申告もするつもりでいる。
主任は家で姑が夕食を作ってくれるそうで、逆に早くは帰れないのだ。
そういう人に付き合う必要を感じない。

お仲間が出来た感じ。
さっぱりした性格で２週間で退職を決め３週間で去った前任と歳は近いが
おなじシングルでも子供の将来に責任を持つ。

　　　『生活がかかっていますから辞めません』

実家近くに別所帯で暮らしていると言う。
子供さんは一旦、おばぁちゃんちへ帰る。夕食は好みが違うので別。
夕食の材料も一緒に昼休みに買いに出た。
若い。
私は帰ったら疲れているからという理由で手抜き料理を念頭に買うが、
彼女は手間を厭わない。
まず値段。安いものからゲット。子供さん中心のメニュー。
珍しい野菜の調理法など、聞いてくるから子供さんの口に合いそうなのを教えてあげる。

　　「えぇ～料理はお得意ですか？」

飲んべぇの妻やら子育てをやっていたから、ちゃっちゃと何品もおかずを作るのには慣れていた。
今は…めんどうな事はしない。する気がない。
それは過去に作ったことがあるって事だけ。

私にはボツイチになった時から不思議な事がある。
ひとり身の大変さ、寂しさにバツイチさんが妙に同調してくれるのだ。
運命で一人になったわけで好きでひとりになったわけではないボツイチ。
方や、自分が決めて一人になったバツイチ。
きっかけがあまりに違う気がしてならなかった。

彼女にも聞いてみた。
これから年末。家族揃ってにぎにぎしい買い物風景に出会う。
最初の年は堪らなく寂しさに襲われた。
そのあたり彼女もそうだと言う。
家族連れを見るのは今も辛いと。

　　「だんだん慣れるよね」

妙に意気投合する。
ダンナ愚痴が飛び交う中で、黙しているわびしい気分もこれからは共有できる。
なんでも最終決断はひとりで下す。
事が起こっても頼るべきは我が身ひとつ。
甘ちゃんの主婦連とは覚悟が違う。
そんなところはボツイチもバツイチも同じってこと。

子供の将来分まで自前で稼ぐ若いボツイチさんは
子育てと仕事と私よりうんと覚悟と気張りがいる。

ごめんね。
私には夫が残してくれた遺族年金があるわ。
状況的には、若いバツイチさんは私なんかよりうんとキビシイ。
でもねぇ～
扱いに困る上に、介護が必要になった置き去りの姑なんて存在はないねぇ～
どっちもどっち？

　　　『もう男はこりごりだ。』

そこんとこも合うねぇ～
さっぱりきっぱりせねば、生き抜けません。
女うるおい成分がちょっと欠け気味も共通項だ。
ここの部分は我ら２人に限ったことかな？
しかし、
良く似ている…性格まで…
彼女もそそっかしい若くて勢いがある分、私以上かも

さて、ひとり身は体力健康勝負。
amanさんのアドバイスとおり、今朝はスロージョグでいつものコースへ出よう～♪


　←　今朝もまだ１位～ありがとうございます=^_^=