陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

陶雛展の猫

2010-02-08 07:38:05 | ねこ
陶器のお雛様展へ出かけた。猫みっけ。
窯元のにゃんこはお客さん慣れしていた。
 

春らしいお茶のサービスを受けるため
にゃんちゃんはおざぶから私の膝に移ってもらった。
歳を聞いたら14歳とのこと。さすがご老体。
膝ですぐに目を閉じて寝てしまった。
同行者が陶雛を見て回っている間、
動こうともしないし、寝ているのを起こすのも悪い気がして
ずっと抱っこさせてもらっていた。

陶器のお雛様は我が家ではモコに壊されたので、もう飾れない。
陶器に囲まれて壊したりしない、このにゃんちゃんはおりこうさんだ。
モコに落ち着きが出るのはずっと先だねぇ~

あら?お雛様の写真は撮らずに帰ったわ


いじめの時間

2010-02-06 06:55:17 | 
いじめの時間
江國 香織,角田 光代,稲葉 真弓,野中 柊,湯本 香樹実,大岡 玲,柳 美里
朝日新聞社

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50年代60年代生まれの女性作家7人のいじめがテーマの短編集。
読み進んでだんだん気分が悪くなってきた。
いじめのターゲットは弱い方へ弱い方へと向かう。
小説の場所設定は学校だった。
ひとつだけ大岡玲の「亀をいじめる」は大人である父親が主人公だった。
人より弱い、しかもわざわざペットとして飼っている動物虐待の描写はむかつきを覚えた。
二編目のこれに出会った時点でこんな本を手にしてしまった事を後悔しはじめた。

出版は10年以上前。ちょうどいじめ自殺が問題になった頃か?
決して過去の学校模様と読み捨てられない。
今も誰かがいじめられている事実。臭い物の蓋を開けてしまった気分。
学校だけでなく大人の集団にも存在するが、逃げ場があるだけ学校ほど悲惨にならないだけかも。
パワハラも窓際もある意味、いじめの変形だろう。

七人の描いた架空の話の色調がなぜか似通っている。
明るくポップに語れないテーマなのだ。
最後の稲葉真由美「かかしの旅」だけは
学校から家から脱出して自分再生の旅に出ることで希望の光が射している。
前6編が「小説TRIPPER1996年冬号」掲載なのに対して
「かかし…」はこの本のための書き下ろし。
もしかすると、読者が気分下降のままで終わらないための編集者のおまけかも?

いじめている側の屈折と
存在否定受けて壊れて行く側と
人は人によって作用されるなんとひ弱な存在だろうか?


バックinバック

2010-02-05 05:33:52 | Weblog
ぷ~らかぷ~らか
仕事帰りに
無印で
便利グッズみっけ。

仕事の日、休みの日と
バックを取り替える度に
中味の入れ替えをして
休日明けには必ず忘れ物ある。

休憩時間の買い出し、食事には
最小限の持ち物だけで
でっかい仕事バックは持ちたくない。

ポケットが外に内にいっぱいあって
バックの中に
もう一つバックがある。

持ち手がどちらにも付いているから、
ちょっとスーパー、コンビニへ寄り道の時は
重たいバックは車に置いて、貴重品だけちょいちょいと持ってゆけばいい。

携帯品をひとまとめにして
バックからバックへ移動も簡単。
表地も裏地も両面とも滑りが良くて取り出し易い。
整理整頓も楽になりそう。

『持ち歩ける整理ポーチ(インナーケース付き)』
お値段は1800円

しかし、なんでこう持ち歩く物が多いんだろう?

因習にリベラル化粧のり悪い

2010-02-04 07:28:33 | Weblog
朝青龍の暴行は示談でうやむや。
貴乃花へ投票した人は徹底的に洗い出す。
外へ身内の恥は隠し、内部では徹底した上意下達。
民主的な風采だけ外部向けに取る。

ちょっと古い体質の会社はそんな感じなのか?
ウチの職場はまさに相撲協会もどき。
ぼんやり主婦から最初に就いたとこは結構本音や意見が言えていた。
流れ流れてここへ辿り着き、早や一年。
やっと、そのあたり気がついた。

人事課からアンケート用紙が配られた。

   自分が職場に満足しているか?不満があるか?
   上司に対してどう思っているか?

ばっちり記名。

だれが
  上司は年中おサボりで、肝心の仕事が詰んでくるとヒステリックになる。
  自分に甘く他人に厳しい人。
  人の好き嫌いがあって、悪口コミュニケーションを吹きかける。
  もしそれに乗らないと自分がターゲットになり
  さらに、上司に悪口を進言されると
どうしてホントのことが書けるでしょう~♪

最後にお悩みの方はカウンセリング希望に○をつける箇所もあった。
誰が○するのかな?とそこも空欄にしておく。

波風立てず自分の持ち場をしっかり固めるのみ。
NHKラジオで土曜日の午後、『ぼやき川柳』で聞いたうろ覚えの句。

     何事も言わないで無事定年だ

世のお父さんごくろうさん。
のほほん主婦で過ごさせてくれていた亡夫の苦労の端っこがぼちぼち分かる今日この頃。

ついでながら
民主党もなんだか風通し悪そう。

ヘアスプレー

2010-02-03 06:01:45 | 映画(DVD)
ヘアスプレー [DVD]

紀伊國屋書店

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黒人、中国人、デブ
すべての差別に反対と言う科白があった。

やせることばかりがもてはやされ、
太っていると自己管理が足らない自制心のない人みたいな人格否定にまで及びがち。
禿げていること、歳を取っていることetc。
差別は日常のあちこちに知らず知らずにある。

黒人大統領の今のアメリカでなく、60年代が舞台。
今より親の権利が強かったり、ちょっとモラルの基盤に古き良きが垣間見えた。
そう言えば、
日本においても古き良き時代に家柄とか細かな差別も一緒に生きていたように感じる。

モデルの痩せすぎやウエストを異常に細くした写真修正が話題になった。
若い女性の無理なダイエットは先での骨粗鬆症の危険と背中合わせでもある。
中年期の女性もしかり。


人の批難的な眼差しは人を委縮させるに充分。

    私は私でいいんだわ

人の目線や干渉を跳ね返す強さが
その人自身を明るくいきいきと魅力的にみせる。
娘に刺激されて母親まで’デブだから’と引っ込み思案だったことから解放された。
『何キロあったって愛する』ハンサムボーイと
細くて美人を押しのけて恋も成就するハッピーエンド。

堂々のデブ賛歌が軽やかな60年代ダンスにのって、わぁ~楽しい。
当時のファッションと明るい色調もいい。

もろもろあれこれ一時忘れて、気分かろやか~♪




『もっと塩味を! 』 『グラビアの夜』 林 真理子

2010-02-01 21:09:38 | 
もっと塩味を!―Plus de sel,s’il vous plait!
林 真理子
中央公論新社

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グラビアの夜
林 真理子
集英社

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食べ物の話と芸能界の話。
いかにも林真理子らしい小説。
いつもこの人の意地悪目線は好きだけど、どことなしワタクシはワンランク上人間目線が気にいらない。
『…塩味』の方はどうやら実在の人物があるらしい。
一般庶民にはお呼びのない三つ星の店。
卒業大学で人をランクづけするのが彼女の常套手段だけれども、
食べる事にも分かりやすい冠が要るらしい。
『グラビア…』もまた編集部員を文芸担当がワンランク上でグラビア担当がどん尻と
分かりやすいレベル分け価値観がメインテーマ。

くだらないと思いつつ、休日のこたつの友にはなった。
林真理子の筆致はものすごく読みやすい。
内容に必ずステレオタイプの区分わけが入っていて分かりやすい。

図書館にあったので暇つぶしについ手が出た。
文句を言うなら読まなきゃいいのに、読んだ事のない本を見つけるときっと次も借りてくる。

長妻さんの介護体験

2010-02-01 20:30:33 | Weblog
長妻が1月30日、東京都立川市で在宅介護の現場などを視察したそうな。
家事はしたことがないとの前置きと、
笑顔も出ない掃除機かけやら車いすを押す姿やら
エプロン姿もほほえましかった。

いつもは慣れたヘルパーさんだけなのに
大勢の報道陣に囲まれて、
カメラまで向けられていた利用者さんがちょっと気の毒でもあった。
長妻さんを受け入れる素地のある人選が先にしてあったかもね。

この体験がパフォーマンスでなく、しっかり制度改革に生かされますように。
介護保険は改正の度に使い勝手が悪くなり、複雑になってきている。
せっかく政権が変わったんだから、以前と同じ金まみれの話より
どう変革するのか、そっちの方をしっかり詰めてもらいたいと思う。