早かったのか長かったのか・・・
父が亡くなって、毎週の逮夜、仏壇の入仏、お墓、そして、四十九日の準備
あっという間の47日でした。
覚悟も準備も何にもできてなかったんだなってつくづく思いました。
入院当初はそんなこと思いもせず…
ここ数年は、逆に考えたくない…そんな感じ。
父もこんな状態になることがわかっていれば、もっともっと、話せるうちに、書けるうちに私たちに引き継ぎたいことがあったと思う。
私たちももっともっと聞いておきたいことがあった。
聞いておかなきゃいけないことがあった。
進行性で、あれ?って思ってから、あっという間に話せなく書けなくなったから。。。
それでも、いろんな手続ごとは何とか目途がつきました。
仏様のない(初代)家で育ったし、私も仏様のない(初代)家に嫁いだし、仏事の詳細がよくわからない。
誰も親は二人しかいない。自分の親を亡くすということは初めてのこと。
わからないことだらけ。
いろんな人に助けてもらい、教えてもらい、何とかここまで来ました。
その中で、入仏式(開眼法要)は実に印象的でした。
ご住職から言われた準備するもの
生きた鯉3尾
新しいバケツ
硯・小筆・墨汁
生花
御膳
生きた鯉!!
どこで入手すればいいのか??仏壇屋さんに相談しました。
すると、手配してくださいました。
届いた鯉は「錦鯉!!」
私の想像よりかなりでかい立派な鯉でした。
もっと小さいものを想像していました。
大きいのは20センチくらいありました。
私が準備したバケツは小さかった・・・
なので、お経をあげてもらっている間、バケツから飛び出ちゃいました。
新聞紙で蓋をしたけど、それでも飛び出た元気のいい鯉。
で、この鯉
近くの川に逃がすと聞いたことがあるので、堀川に逃がしたら死んじゃうかもって心配してましたが、
お寺に「放生池」があって、お寺に持ち帰って育ててくださると聞き、安心しました。
それを「放生会」「ほうじょうえ」というんだそうです。
鯉3匹についてお住職に教えていただきました。
私たちは、命をいただいて生きています。
新しいお仏壇に魂を入れるということはお祝いごと!
普通なら捕まえた魚はその命をいただくけど、それを生きたまま逃がすことで感謝する。
ただ逃がすだけでなく、拝んで位を高くして逃がすんだそうです。
これから後も私たちはいろんなものの命をいただいて生きていくために・・・
ということで新しい仏壇に魂が入りました。
そして、昨日の四十九日法要
15日、松江は時間雨量100mmという大雨のその時、父の四十九日の法要でした。
父がこの日を忘れないように、ずっと語り草になるくらいの雨を降らせたのかな?
納骨のときには少し雨脚が弱くなってました。
父のお骨は、家が見える新しいお墓に納まりました・・・
たくさんの親戚が集まってくださり、父のことを思い出しながらゆっくり会食をし、
無事法要を終えることができました。
お位牌は、仏壇の中に納まりました…
そして今日…
昨日の豪雨は嘘のように、ギラギラ太陽
行ってみると、墓石はちょうど木陰になってました。
でも、お墓の花立ての水はお湯になってました。
花立てを洗い、お寺の冷たい井戸水で水を入れ替えて。。。
墓石に水かけて。。。
昨日は大雨と時間がないのとでゆっくりできなかったので、
今日は母と二人、木陰でゆっくりお墓参りができました。
今日までみんなでがんばったと思う。
新しいお仏壇とお墓、気に入ってくれたかな?
父の口から、「よく頑張ったな」って、褒めてもらいたかったな。
けど、きっと天国からそう言ってくれてると思います!!
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