進行性核上性麻痺と闘った父とその家族の記録

進行性核上性麻痺と診断され6年2か月。89歳まで闘い抜いた父、それを支えた家族の記録。

非侵襲的人工呼吸器 ASV

2012-03-26 09:34:15 | Weblog
このブログ、久しぶりです。
「あけましておめでとうございます」から更新していませんでした。
この3か月いろんなことがあって。。。
一生に数回あるかないかということが、連続でいくつも起こって・・・
いっぱいいっぱいでした。

そんな最中に父の様態が急変したという連絡が病院から来ました。
先月半ばのことです。

父は、苦しそうでした。
酸素濃度が80~95位をいったりきたり・・・

病院から呼ばれたのは、
父は呼吸不全状態で、どの治療をするかについてでした。
選択肢が多く、その判断を求められて…
辛いですね。
正直なところわかりませんもの。

どの判断をしたら後悔しないんだか。
父はどうしてほしいんだか。

父の顔を見たら、なんとなく答えが出た気がしましたけど。

最初は、気管切開をお願いしました。
私は患者会の皆さんから、気管切開をしたという話ばかり聞いていたので、いずれは父もそうなるだろうと思ってました。
それは総合病院へ転院しなければ出来ない治療でした。
でも、今の父にはその手術を受ける方が負担だと。
人工呼吸器をつけるかどうか?
いわゆる看取りをするか・・・

家族は生きてて欲しいと思ってる。

一度は気管切開でお願いしましたが、
親しい看護師長さんが、もう一度話を聴いてくださり、
結局転院はせずに、マスク式の人工呼吸器にしました。


非侵襲的人工呼吸器 ASVだそうです。

栄養法も、今の胃ろうからの補給が出来なくなったら、中心静脈栄養かと思いきや、それもワーファリン飲んでるしリスクの方が大きいんだと。

けどそういう状態になるまで、大きな肺炎を起こすことなく、看てもらえたということですね。


87歳だし、発病して8年くらいになるので、もう終末期に来ているようです。
来るときが来たのかもしれません。


ただ、家族は今のいまの苦しさを楽にしてあげたい!それだけです。
コメント (10)
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