あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

こどもだったころ。その3、黄色い太陽

2009-07-23 23:57:57 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は日食でした。

仕事中なのでとうてい見れないと思っていましたが、幸運にも、一瞬ですが見ることができました(*^_^*)

それで、太陽で思い出した子どもの頃のエピソードをひとつ。

保育園児の頃でした。私はそのころあんまり丈夫じゃなかったので、他の園児が外でお遊戯している時間、部屋で休んでいました。

他にもう一人、風邪気味で休んでいる線の細い男の子がいて、その子とみんなの描いた絵を見ていました。

そのうち、その子自身の絵が出てきました。黄色の太陽が空に輝いているのに、土砂降りの雨が降っている奇妙な絵でした。

私が、どうしてこんな絵を描いたの、と聞くとその子は、「〇〇くん(いじめっ子)が、黄色い太陽はお天気雨だって言って、雨を描いちゃったの」と答えました。

そして、その子は真剣な顔で、「でも、みんなは太陽を赤く描くけど、太陽って黄色だよね?」と言いました。

それで私も、「うん、太陽は黄色だと思うよ」と答えました。

その後、小学生になってから、子ども向きの百科事典で星のことを調べて、太陽は温度からいって黄色い星だ、と確かめ直してほっとしました。(温度が高ければ青白く、低ければ赤く見えると書いてあった。青白い方の代表はシリウス、赤い方はアンタレスと書いてあったような……)

今でも、その年頃の子どもを見ると、『このくらいの小さな子も、色々なこと、考えているんだろうな』と思ったりします。

ちなみに、私はその後すぐに引っ越したので、その子は私のことは忘れてしまったでしょうね。

コメント
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