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ゼロの焦点 カッパ・ノベルス創刊50周年特別版 価格:¥ 500(税込) 発売日:2009-10-17 |
まずは先月半ば、母と観に行ったこの映画を。
乱読な私はミステリーはジャンルを問いませんが、社会派・および松本清張はとくに好きで、なのでかなり楽しみにして観に行きました。
そして、結論から言えば私としては満足。ザ・松本清張、という感じの冬の日本海の雰囲気もハマるし、伏線の活かし方もいいと思いました。
キャスティングもあって、犯人はたぶんすぐに予測がつくと思いますが、それでも十分楽しめるし、犯人を突き動かした恐怖についても考えさせられる。
現代だったら果たしてあれほどの連続殺人になったかな、という部分もあり、戦争とその後の過酷な時代こそが殺人者だという気持ちにもなり、新妻の悲しみにも同情するけれど、犯人も完全には憎めない気がしました。
私の松本清張映画のベストはやはり『砂の器』なのですけれど、この作品もかなりおススメです。
ちなみに、母とは観終わった後、食事をしながら“女優さん綺麗だったね~”“西島くんは女を不幸にする男を演じさせたら天下一品だね~”などと勝手なことを言っていました
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