あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

悪女の陰影

2010-09-09 23:25:45 | 映画

今日、嵐の番組を観ていたら、吉瀬美智子さんが、『死刑台のエレベーター』のリメイク映画に主演する、ということを話していました。

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オリジナルを観たのは遥か昔の二十歳前後の頃で、深夜のテレビ放映でした。

主演はたしかジャンヌ・モローだったかと思うのですけれど、良かったなぁ、綺麗だった。

私、実を言いますと悪女ものって大好きで、もう、悪女というとすぐ喰いつくんですね。

自分とあまりにもかけ離れているせいかなぁ、平凡、というかヘタレだから、魅力的な悪女に憧れるのかも。

ことにこの映画のヒロインが印象的だったのは、哀しみがあって、憎めなかったから、というのがありますけれど。

リメイクされることですし、あまりネタは割れませんが、殺人計画がアクシデントによってほころびが生じるんですね。

で、連絡の取れない恋人のことを思いながら、ヒロインが独白しつつ夜の街をさまようシーンが好きでした。

『失敗したの?怖気づいたの?……でも、いいのよ。早く帰ってきて』

そんな台詞だったように記憶しているのですが、やがてたどり着くことになる皮肉な結末と共に、印象に残っています。

吉瀬美智子さんはかのヒロインとは少しイメージが違いますけれど、予告映像ではなかなかに美しく、どんな映画になるのかちょっと楽しみです。

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