ご心配かけましたウチのあや子も、ようやく最近元気になってきましてf^_^; あのあと、あまりにも苦しそうだったので、とうとう母と二人がかりでバッグに押し込み、お医者さんに連れて行きました。 普通の風邪で、肺炎も起こしてないということで、注射もしてもらってホッとしました。 が、そのあと薬飲まないったらなくて(>_<) 普段、老猫という事もあっておとなしく扱い易い子だと思ってたのに、こんなに強情だったのかと母と呆れました。 そして、回復してきたら急にまた甘えだして二度びっくり。 さすがに具合悪い時は触られたがらなくて、私も母もそれに順応してしまったのですが、良くなったら甘える甘える(*_*) 気を引くためのポーズをとりながら床をコロコロ転げ回り、思わず笑ってしまいました。 笑われて、ちょっとご機嫌ななめです。
小さな食卓 おひとりさまのおいしい毎日 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2008-01-30 |
著者の方は、この本を書かれた時66歳ということなので母の年代に近いし、熟年離婚をされて“おひとりさま”になったということなので、独身の私とは状況が違うけれど、それでいて驚くほど共感できるところがありました。
四季の折々の食卓を写真で紹介して、それにそれぞれミニエッセイを添えた本。
食事は手作りにしろ外食にしろ、とってもおいしそうで、食をいとおしむ気持ちが伝わってくるのだけれど、まえがきに“ひとりで食べるごはんやお茶には、密やかな甘さと、じわっとしたほろ苦さがある”とあるとおり、この本には楽しさだけでなく、微かな切なさがあります。
それが、ひとりで生きていく覚悟を決めなければならない私には、ちょっと胸に迫るものがありました。
『谷中の昼ごはん』という章で、友達二人とおいしいランチを食べたあとで、ふと“これから先、私たちの人生はどうなっていくんだろう。世間並みには定年を迎えつつある私たちだが、まだ人生との折り合いがつかず、どたばたしている”と、独白する一文があります。
ああ、いくつになってもどたばたは続くのだ、と、少し若いはずの私も、ほろ苦い気持ちになりました。
でも、“それならいつまでもどたばたし続けていけるエナジーを、おいしい食べ物からいただきたい”という言葉にも共感!
ひとりでもそうでなくても、わたしたちは今日も、生きていくのですものね。
最初の、ひとくち 価格:¥ 1,000(税込) 発売日:2007-10-10 |
もともと樹海(私の部屋の本の山)の積読本を読んで減らそうと始めたブログなのに、ちっともそっちは読んでない……ま、それはちょっと置いておいて(^^ゞ
まえがきに、“子供時代から今に至るまで、はじめて出会った「味」をどういうふうに感じたかを書いてみた”とあるとおり、思い出の味についてのイラスト入りエッセイ本です。
著者の方と年齢が近いので、思い出の味ってたぶん一致するだろう、と思ったのですが、とくにうわっ、と思ったのが『手作りホットケーキ』の章。
ママレンジ、というクッキングおもちゃが出てくるのですが、小学生の頃、私もこれが欲しくてたまらなかった。
今もクッキング・トイって人気あると思いますが、ああいうのって、“実際にお菓子が作れる”“なおかつキッチンのミニチュアみたいでカワイイ”ということで、妙に心そそられるんですよね。
でも、当時の私には目の眩むような高価なおもちゃで、ねだること自体考えられなかった。
それを、著者の方は買ってもらったそうで、しかも、その『ママレンジ』(見た目は外国の本物のガスレンジ風、と本にもありますが、子供の目にはかなりお洒落なおもちゃだった)で作った小さな小さなホットケーキは、なかなか美味しかったとか。
いいなぁ…と、しばし小学生の頃の思いに戻って、しみじみしてしまったのでした。