あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

母と手抜きディナー

2010-10-05 23:41:53 | 食・レシピ

母と手抜きディナー
最近、オレンジページネットの『ごはんフォト日記』に投稿してるので、ごはんの記事はこっちにはあまり書きませんでした。

なので、たまにはこっちにも、とのせてみました。

もっともたいしたメニューではないのですが。

この間父が尾瀬に泊まったので、私が夕食を作りました。

「なんでもいいよ~」と母が言うので、お言葉に甘えて冷凍ごはん利用の簡単メニューで。 オムライスにトマトと、じゃがいもと玉ねぎのミルクソテーを添えました。

スープもいつものキャベツスープです。

やや手抜きメニューですが、母は喜んで、「そろそろごはん作りを任せたい~」と言いました。

冗談ぽく言ってたけど、もう母も70だし、本気も入ってるんだろうな~、とちょっと複雑でした。

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栗の思い出。

2010-10-05 22:39:40 | 日記・エッセイ・コラム

栗の思い出。
勤め先近くのJAのお店で、先日栗を買いました。

あんまりつやつやとして美味しそうだったので。 利平という種類だそうで、それが周りに散らばってるやつです。 真ん中のザルに入っているのは、お隣りからの頂き物の山栗。 こういうのって重なるんですね~、買ってすぐ頂きました。 比較に一個だけザルに利平栗を乗せましたが、山栗は利平栗の4分の1ほどの大きさです。 でも味はしっかりしているし、小さいぶん皮も薄くて、母が食べやすいのは有り難いことでした。 栗は母の大好物なのです。

母は幼い頃、自分の家が所有していた山に行って、栗を拾うのを楽しみにしていたそうです。 ところが小学校高学年になった頃、祖母に、「あそこはもううちの山じゃないから、行っちゃだめ」と言われたそうです。 母の父、私の祖父ですね、が放蕩な人で、一代で財産を失ってしまったのでした。

母の大好きな栗は、母のほろ苦い思い出と共にあるような気がするのですが、そのことについて母に聞いたことは無いのでした。

なんにせよ、栗は秋の味がしました。

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架空食堂の本。 その2

2010-10-03 23:57:53 | 本(料理の本)

枝元なほみの愛の元気食堂 (NHKきょうの料理シリーズ) 枝元なほみの愛の元気食堂 (NHKきょうの料理シリーズ)
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:1999-04
本の中にしか存在しない、架空の店のレシピ、というコンセプトの本に最初に出会ったのはこの一冊でした。

計画立ち上げからオープンまでのエピソードとか、レシピも豊富で朝、昼、晩のメニューがそれぞれあって、頁をめくっていると脳裏にありありと店のイメージが浮かぶほど。

朝ごはんは、朝がゆも捨てがたいけど、ハムエッグトーストの洋式朝食Dセットを頼むかなとか、ランチはパスタもいいけどモロヘイヤのつけそばも魅かれるねとか思ったり。

とくに寄ってみたいのは夜ですね。かきのオイル漬けで一杯飲んで、小らーめんで締めちゃいそう……と、想像もふくらみます。

いつしか自分でも、理想の店とメニューについて、色々と思い描いたりして……。

枝元さんのキャラクターがまたいいのでしょうね。《愛の元気食堂》と銘打つだけあって、文章にも、そしてひとつひとつの料理にも、あったかさがあふれている気がします。

読み物として、アソビゴコロのあるビジュアル本としてもおススメですが、レシピ本の実用度としてもなかなかではないかと思う一冊です。

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架空食堂の本。 その1

2010-10-03 23:24:04 | 本(料理の本)

これは、最近ネットの古本屋さんで買った本。

モモカフェレシピブック―おいし楽しいモモカフェdaysと43の簡単レシピ。 モモカフェレシピブック―おいし楽しいモモカフェdaysと43の簡単レシピ。
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2001-02

料理の本はもちろん、実用性やレシピの内容も重視して買うのですけれど、もともと変わった体裁やデザイン、アソビゴコロのある珍品などに弱い私は、たまにこういう本も買ってしまいます。

モモカフェ、という時にはギャラリーにも使われる素敵なカフェがあって、こだわりのある女性オーナーが経営していて、一見感じが悪いけど、ホントは優しくてユーモラスなちょっとイケメンの男の子二人がウェイターをしていて……というと、いかにも行きたくなってしまいますが、実はこれは架空のお店だと、巻末にさりげなく書いてある。

でもあまりにさりげなくって、気がつかず本当にこの店があると思う人はいないのかと、ちょっと心配になってしまいます。

それほどに、細かいディテールまで描かれて、ストーリーもとても、リアルなので。

小説には、作中作というか、小説内だけに存在する、架空の本というのはあんがいよく出てくるのです。

たとえば、私がとっさに浮かぶのはエンデの『はてしない物語』や、ゴールドマンの『プリンセス・ブライド』などてすが、本の中に架空の食堂を作って、そのレシピをのせる料理本、というのもありなんだなと、ちょっと感心してしまいました。

そして、そのレシピもなかなか、魅力的。サンドイッチやキッシュ、りんごケーキやチーズケーキなどのシンプルなスイーツは、いかにも美味しそうでコーヒーとともに注文したくなります。

そうして、本の表紙と裏表紙の中にしか存在しない店、というのも素敵かも、と思ってしまうのです。

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