あたまナビのサイトでのコラムがアップされています。
紙媒体中心の世界で生きてきて、web限定での原稿を書いたのは実は数えるほどでした。ライターの友人が、編集を担当されるというので、お声かけを頂戴したのです。
テーマは、第1回目が「若い頃と今の自分、仕事の仕方はどう変わった?」
第2回目が「年齢を重ねてできるようになったこと。これからの挑戦」。
最初は、自分のことをつらつらとエッセイ風に述べていたので、見事に編集さんからの朱が入りました。「なぜこう思ったのですか」「ここをもう少し膨らませてほしいなと思います」「ここをもう少し深掘りしたエピソードが知りたいと思いました」「そう思った事で、どういう行動をされましたか?」「すごく興味を引く書き出し、いいと思います!」と褒めてもらったりも…。
真面目に自問自答していると、あっという間に丸ハダカにされそうで、果たして誰がそんな状態を読みたいだろうか、と思い直して加筆修正。このところ、クライアントやディレクター氏からの簡単なチェックだけ、もしくは版元の編集者が直接変更されているケースが大半だったので(まぁ、ぬるま湯です)とても刺激を受けました。
そうして仕上がった2本は、編集さんのOKを一度は通過したものの「あたまナビ」の読者層には、やや専門的すぎて(クリエーターではないので)わかりにくいかもしれないという申し出により、全没になりました。
そうして新たに書き直したのが、今回の2本です。
編集さんより、「人が真似したくなるような仕事のノウハウを書いて欲しい」というこの時のお題は、どうにも回答の仕方がわからなかったので、自分のこれまでの振り返りや最近の習慣みたいなのを綴りました。
そして、今回の案件を通して!
紙媒体に対して、webはそれほど細かい指摘はないのでは?という私の浅はかな考え、思い込みは見事に覆ったといってよいでしょう。
クライアントが想定する「テーマ」(あたまナビ)との整合性、
読者ターゲットに対する認知(ペルソナの絞り込み)
徹底してわかりやすく、読みやすく、流し読みしやすいリズム
文章の着地やタイトルが、テーマと合致しているか! などなど
一概にコラムといっても、自由闊達に綴ってよいのではなく、それは広告案件とさほど変わらない制約があるのかもしれません。
それでも、私にとっては面白い試みでもあり、自分を振り返ってみる良い機会を頂戴したと思っています。
いま、別の案件で「脳」をテーマにした特集記事なども担当させてもらっています。
そこではこんな一言にも出合いました。
「未知なることに挑戦したり、初めての人とつながったりすることは、
脳の複数の箇所が活性化し、細胞同士がネットワークをつくりやすい状況になる」
「幸せ脳は社会的な成功をもたらすリソースを増やす」
このように息の長い仕事をしていく上では脳活は欠かせないテーマなんですね。
ということで拙いサイトコラムですが、ぜひお目通しいただけばと存じます。