虹の彼方に ~ over the rainbow ~

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映画 『 メゾン ・ ド ・ ヒミコ 』

2008-09-20 04:54:36 | Jo Odagiri / Ryo Kase


ご訪問してくださり、ありがとうございます


今日は、小雨が、降っていたにも、かかわらず、珍しく、外に出て、

我が家の小さな庭に、黄色のマリーゴールドの苗を、植えた

これから、台風がやってくるだろうから、しばらく、雨が続くのを、

ねらって、思い切って、植えることにした !!


なんか、はたから見たら、“ 変な人!? ” と、思われてたかも

しれないけれど、庭仕事って、なんだか、気持ちがいい

雨の日が、好きだし、ちょっとやそっと、ぬれるのも、

たまには、いいもの !!



もう、すっかり、秋めいてきたけれど、

毎年、夏になると、思い出す、映画が、あります


それは、犬童一心監督作品の、映画 『 メゾン ・ ド ・ ヒミコ 』

( ↑ 上の画像は、この映画の DVD のジャケットです ) です。

子供たちが、寝静まった夜に、こっそり、起きて、

好きな映画を、見ることが、私の、密やかな楽しみ、なのです


前から、ずっと、また見たい、と思っていたのですが、

なかなか、見ることが、できなくて … やっと、見ました ~ !!

例によって、家で、DVDで。


オダギリジョーさん × 柴咲コウさん × 田中 泯さん、という、

“ 夢の共演 ” も、さることながら、

この 「 物語 」 は、リアリティーを、もった作品であるのに、

それを、ファンタジーであるかのように、とても、美しい映像が、

繰り広げられていくのです !!


“ ある ” 老人ホームが、舞台の、物語なのですが、

そこに、生きる人々が、みな、すごい個性的で、おもしろくて、

人と人とが、本音で、ぶつかる、人間らしいところが、

生き生きと、描かれていて、笑えたり、泣けてしまったり …


オダギリジョーさんが、演じている、「 春彦 」 は、

この場所に、存在するには、妙に、爽やかで、清清しくて、

「 カッコよすぎる 」くらいの、その風貌が、「 浮世離れした 」感を、

見る者に、与えているようで、その、何気ない表情や、立ち振る舞いに、

しぜんに、魅せられてしまいます …


田中 泯さんが、演じている、「 ヒミコ 」は、

その、圧倒的な「 存在感 」に、

その、まなざしと表情だけで、すべてを、表現してしまう 「 佇まい 」 に、

ただ、ただ、驚愕するばかりです …


特に、柴咲コウさんが、演じている、「 沙織 」 という女性に、

私は、初めて、劇場で見た時から、すごい感情移入してしまって …

涙が、止まらなくて … 帰りの電車の中でも、沙織や、他の登場人物たちを、

思わないようにしようと、していたのだけれど、

そう思えば、思うほど、よけいに、泣けてきてしまって …




この映画に、『 母が教え給いし歌 』 という、劇中歌が、出てくる

のですが、これが、また、素晴らしいのです !!






『 母が教え給いし歌 』

         作曲 ドヴォルザーク   訳詞 堀内敬三



 母が私にこの歌を  
 
 教えてくれた昔の日  

 母は涙を浮かべていた
 

 今は私がこの歌を  

 子供に教えるときとなり  

 教える私の目から涙があふれ落ちる







もう、何度、この映画を、見ても、

この場面で、泣けて泣けて …

涙が、止まりません …


そして、この涙は、「 救い 」 の涙であって、

この映画は、見る者に、希望の灯火を、与えてくれている

ように、思います …


そして、細野晴臣さんの音楽が、すごく印象的で、

一度聴いたら、忘れられないですね …


ラストの、ダンスホールのシーンが、

圧巻です ~ !!!




読んでくれて、ありがとうです

それでは、また。。。


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