何年も前に、見た、映画が、
また、すごい見たくなることって、ありませんか?
私は、ずっと前に、見た、映画 『 アカルイミライ 』
( ↑ 上の画像は、この映画の DVD のジャケットです )が、
久々に、見たくなって、なぜか、ちょっと、ドキドキしながら 、
見てみました !!
この映画は、2002年に、公開されたのですが、リアルタイムで、
映画館では、残念ながら、見れなくて、それから、しばらくして、
レンタル屋さんで、借りて、見たのです。
「 日本の映画は、おもしろいと思う 」ようになったのは、
この映画を、見たことが、きっかけでした。
この映画が、初主演となった、オダギリジョーさんは、
ユウジ、という名の青年を、演じています。
このユウジと、同じ職場で、働く青年、マモルを、
浅野忠信さんが、演じています。
このマモルの父を、演じているのが、ベテラン俳優の藤 竜也さん。
この3人の俳優さんが、一堂に会している、というのも、すごい
と思いますが、それでいて、黒沢 清監督作品なのです!!
当時、国内外で、とても話題になったのではないでしょうか。
今をときめく、加瀬亮さんが、マモルの弟役で、ワンシーンですが、
出演していますし、まだ、無名に近かった頃の、松山ケンイチさんも、
“ 若者たち ” のひとり役で、出演しています!
こう見ると、そうそうたる、出演陣ですよね ~ !!
ユウジ 「 昔から、オレは … 寝ると、よく夢を見る。
それは、いつも、決まって、未来の夢だった … 」
この、言葉から、はじまる、この映画の、オープニングのシーンが、
私は、とても好きです!!
公開されてから、もう、何年も、経つのに、
この映画は、今も、色褪せることなく、私を、魅了し続けるのです …!
いつも、何かに、苛立っている、ユウジと、それを、見つめる、マモル。
そして、マモルとユウジは、しだいに、「 兄弟 」のように、
思えてくる、ある「 絆 」が、芽生えはじめ …
黒沢監督は、ユウジについて、
「 『 映画 ダーティー ・ ハリー 』 の、ハリーのように、
世間に、対して、常に、何かに、苛立ちを、感じている 」
というようなことを、語っていたのを、覚えています。
今の、日本、そして、東京でも、そのような人は、
どこにでも、いるのだろうし、そうである人のほうが、
ある意味、「 普通 」な感覚を、持った人々、なのではないでしょうか … 。
そんな、東京に、当たり前のように、引き寄せられる、若者たち。
彼らは、その“居場所”を、求めて、街を、彷徨うのですが …
ある事件に、巻き込まれた、ユウジは、ありのままの自分を、
受け入れてくれた、マモルの父のもとへ、向かい …
ユウジ 「 許して … 」
マモルの父 「 僕は … 許す 」 「 僕は、君を、許す 」
「 僕は、君たち、すべてを、許す … 」
私には、この言葉が、黒沢監督の、すべての、現代の若者たちへの、
メッセージ、のように、思えてならないのです … 。
というか、マモルの父の姿と、黒沢監督とが、
重なって見えてしまうのです … !
現代の東京を、生きる、若者たちと、「 大人 」 と言われる、
かつては、同じ、若者だった、人たちとの、決して、わかりあうことのない、
生き方を、“新しい視点”から、見つめた、素晴らしい映画だと、
私は、思います!!!
ラストシーンは、まさに、「 目から、鱗が落ちる 」 ような、
感動を、呼び起こし、見る者の、心に、すがすがしい風を、
吹かせることでしょう … !!
この時の、ユウジである、オダギリジョーさんの、表情が、
なんとも、言えず、素晴らしいのです …
映画 『 ア カ ル イ ミ ラ イ 』 は、
オダギリジョーさんに、とって、
そして、日本の映画を、愛する、すべての人々にとって、
もはや、欠かすことのできない、
大切な作品に、なったのではないでしょうか
読んでくれて、ありがとうです
それでは、また。。。
blogramランキング参加中!