雑感 独り善がり

日々の思いや怒りを自分勝手な考えで綴る

自由の無い国の恐ろしさ

2017-07-08 23:46:39 | 国際
中国の民主活動家 劉暁波という人が、末期の肝臓がんだとして刑務所から出て病院で治療を受ける
というニュースは、ついこの間のことだった。
そして今日は終末期だというニュース。

劉氏の罪は『国家政権転覆扇動罪』。ノーベル平和賞を受賞した時は既に服役中だった。
だから勿論授賞式にも出席していなければ、中国自体が国家としてその受賞を認めてはいない。
もう、どうしようも無いから刑務所から出て治療してもいいですよ・・・か。
それでも政府は海外での治療は認めないし、この期に及んでまだ監視下だよね。
今まできっと、ロクな治療を受けさせてあげてないのだろうな。

この話は、アメリカの大学生が1年半もの長きに亘り北朝鮮に拘束されて、拷問の様な虐待を受け?
脳に重度の損傷を受けて意識不明のままアメリカに戻され、そして間もなく亡くなった・・・と言う話に
似ている。
どうしようもなくなったら はいよ と手渡す。何も手を打たなかったと非難されるのがイヤだから最後の
最後に放り出す。

社会主義国や共産主義国と言うのは本当に恐ろしいところだと、つくづく思う。
物理的な自由が無い状況は勿論辛い。でも必死に我慢すれば生きて行けるかも知れない。
体は辛いかも知れないが。そして勿論程度によるが。
しかし、心の自由・思想の自由が無ければどうだろう?
今の私たちには想像も出来ないことだ。
でもそういう国に生まれ育った人たちは それしか知らないから、それがどれほど異常なことかと言う
ことさえ分からないのかも知れない。

そんな自由の無い国が、独裁の国家が、ミサイル打ち上げたり、世界での超大国になろうと目論んだり
している。
何だか考えただけで恐ろしい様な気がするのだが・・・。
そんな偏った国に世界を牛耳られたら・・と思うとぞっとする。
私たち日本人には当たり前のことかも知れないが、民主主義の有難さというものをもっと大切に考え
なければならないのでは?と思うよ。
国政も勿論大事だけれど、もっと世界に目を向けて国の立場だとかあり方だとかを明確に主張して
国を守って行かなければ埋もれてしまうよ、日本。良いようにされてしまうよ。
何だかきな臭い気がするもの。