相変わらずパソコンが使いにくい。多分モデムかルーターか判らないけれど、それが良くないのだろう。
結構古いから。
今日は個人と会社の2台のスマホとIpadのことも含め、その辺のことも聞きたいからとdocomoに予約して来た。
多分話はすぐには済まないだろうから。時間かかるだろうから。なのでしばらくは不便な状況で使うしか無い。
昨日”離見の見”のことを書いた。それに関連するかどうかは怪しいが、3Dのことで自分なりの思いがあるので
書いてみたい。
”離見の見”というのは世阿弥の能楽論で、
”演者が、自分をはなれ観客の立場で自分の姿を見ること。自分の演技について客観的な視点をもつことをいう”
らしい。
私はそれを、離れても見るけれど、大局に立って物ごとを”俯瞰する”という意味にも捉えている。
となると自分では 俯瞰する⇒鳥瞰⇒3次元 というストリーになってくるのだ。ちょっと極端?違う?
私は小さい頃から絵が下手だった。対して、私以外の親族はほぼほぼ皆絵が上手い。特に孫のJなんか
あの子の頭の中はどうなっているのだろう?と思う様なことがいくつもあった。何で上手く描けるのよ。
どういうふうに見えているのよ。
私の頭の中は2Dだった。平面にしか物ごとを捉えられなかった。どこまで行っても2次元の世界。
遠近法なんて使えない と言うか、私の頭の中にはそのアイコンは無かった。奥行きが解らない。
昔々ドライブしていて、ナビしてと地図を渡されると、南行きの場合は地図をひっくり返して逆さまにしなければ
解らなかった。見れなかった。勿論、車にナビなんて無い時代の話よ。
私の父も兄も娘たちも娘婿もJもみんな、遠近法がインプットされているみたい。
今の仕事をし出した頃、機械の形が図面上では理解出来ない。実物を見れば、ああこういう形なのねと解るけれど
図面で理解しろ!?無理無理無理っ!!!
3面図。平面と正面と側面。その図が書かれていれば、技術者なら即座にそのものの形が理解出来る。
2Dで長く生きてきた私にとっては、3Dの理解は至難の業だった。でも、しかし、『解りません』では済まない。
いくら営業だからといって、図面全く理解出来ないなんて、ちょっと恥ずかしい。
それから私は3Dを理解する為に、先ずは簡単な形から切ったり貼ったりで自分で勉強した。
平面図を書いては切り取って、それを組み立てる。ああ、こういう絵がこういう形になるのね。
こういう形のものは広げればこういう絵になるのね。そういうことを少しでも理解したかったのだ。
難儀したよ~。
あれから何十年。今の私はと言うと、図面を見れば機械の形は理解は出来る。しかし問題は、やはり
私には3Dの能力がないということ。頭に咄嗟に3D状態でモノが出て来るということは難しい。
イメージとしてその形が頭の中に現れるということは、あまり無い。やっぱり私の頭の中のコンピューターには
3Dのソフトは無いのよ。
だから、鳥のように俯瞰?鳥瞰?(実は俯瞰と鳥瞰も正確には違うんだけれど)上から見れる人は凄いと思う。
Jなんか最初からその能力が備わっているように思う。
それでも、ナビは逆さまでも解るようになった。大体の形は捉えられる。でもでも、今のこの3Dが当たり前の
世の中・世界。ましてや自分はそういう類の仕事をしている。にも関わらず、この程度の理解しか出来ないなんて
情けないのひとことよ。
3Dの形が頭に浮かんでこなくても、遠近法が解らなくても(相変わらず絵は超下手。そのくせ描くのは好き。
そして私の絵を子どもが笑う)、モノごとを俯瞰出来るというか、離れて見るというか、そういうことだけは
忘れないようにしたいとは思う。
今だけ、ここだけ、自分だけ、ではなく、もっと周りに、先のことに、目をやってごらん?という感覚とでも
言うか、そういう風に考えられればいいなと、自分を戒めております。歳はとっても未熟さは変わらないから。
先日もあるメーカーの若いのと大喧嘩した。お互いが大声で罵り合ってたわ💧周りが皆呆れていた。
一緒に居た若いうちの子が固まり、立ち尽くし、電話で瞬間席を外した社長を呼びに行こうかとうろたえ、
そのメーカーの工場内に居た人たちも一斉にシーンとなり、シラケたことこの上ない。
社長は『よお、あの短時間で喧嘩したなぁ』と呆れていたし、若い子には『ゴメンゴメン。あの人と喧嘩は
今に始まってことではないし、しょっちゅうやってるから気にしないで』とは言ったものの、初めて見る人には
衝撃は大きかったろう。どんなに超大企業のメーカーさんでも、一応私んとこはお客さんなんだけどね。
でもヤツは私には食って掛かる。どっちが先か分からないけれど私も負けては居ない。お互い一歩も引かない。
そのくせ仕事上の付き合いは、私が一番多い。もうちょっと優しくしてくれないかしらねぇ・・・とは思うが
私ももっと謙虚にならなくてはね。
俯瞰です。離見の見です。まだまだ進歩の余地はあります。てか、いっぱあります。余地だらけです。
ああ、鳥みたいに見えたらなぁ・・・。