Rosa davurica Pall. カラフトイバラ、別名ヤマハマナス
北海道・本州の長野・群馬県の寒冷地や高山に生育する落葉低木、偽果に刺が無いカラフトイバラ、タカネバラ、オオタカネバラとともに(Sect. Cinnamomeae, ハマナス節)に分類されています、萼片は花後開出して脱落します。
Rosa davurica Pall.
=Rosa amblyotis C.A.Mey.
日本(北海道、長野県(山地)、群馬県)、樺太、中国北部、シベリア東部サハリンに自生
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ハマナスの花は直径6~8センチだが、カラフトイバラは直径3~4センチとやや小さく、ハマナスよりも薄い色、茎に疎らに刺がある程度で、ハマナスのように多くはない、全体に優しい印象
https://amanaimages.com/info/infoRM.aspx?SearchKey=32118002691
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Rosa davurica Pall.の特徴
樹高 1m程になる。主幹は根元近くで径1cm程。刺が多い
花 3~4cmの紫紅色の花びら、小枝の先に1-3個つき、小花柄は無毛
花期 6-7月
萼筒 球形。花柄は普通無毛
雌しべ 多数あり、綿毛が密生する花柱はノイバラの仲間のように合着することはなく、離生して、喉部をふさぐように萼筒の外に出る茎、枝 無毛、徒長した枝には刺が多い。古い刺は脱落する
葉柄 基部に一対の刺がある葉 互生し、6~8枚の小葉からなる長さ6-11cmの奇数羽状複葉で葉軸には軟毛が密生し、小さな刺が混じる
小葉 薄質で、長さ3~4.5cmの長楕円形で、縁に鋸歯があるが、基部近くでは疎らになる、裏面はやや灰白色で、脈上に軟毛があり、ときに黄色の腺が混じる
托葉 全縁で縁には腺毛と毛がある、、柄の基部に沿着する
ローズヒップ(萼筒)径1.2cmほどの球形または卵形で、8~9月に熟す、中に長さ3~4mmの痩果が入っている、赤く熟す
★ 近縁のタカネバラやオオタカネバラは小花柄に長い柄のある腺が生え、細い刺が疎らに生えている
★ ★ ハマナスは海岸近くに生えるが、カラフトイバラは山地に生える。
RDBカテゴリ名 |
統一カテゴリ |
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長野県 |
離弁花類 |
カラフトイバラ |
絶滅危惧Ⅱ類(VU) |
絶滅危惧Ⅱ類 |