Rosa onoei var. oligantha (Franch. & Sav.) H.Ohba アズマイバラ、別名ヤマテリハノイバラ(山照葉野茨)、オオフジイバラ(大富士茨)
本州の豊川市以北に分布し、東三河地域が南限であり、愛知県寄りの静岡県にも多い
日本原種
Rosa onoei var. oligantha (Franch. & Sav.) H.Ohba
≡Rosa luciae var. oligantha Franch. & Sav.
=Rosa luciae var. yokoscensis Franch. & Sav.
=Rosa oligantha (Franch. & Sav.) Koidz.
=Rosa yokoscensis (Franch. & Sav.) Koidz.
https://mirusiru.jp/nature/flower/azumaibara から詳細なデータを引用させていただきました。
Rosa onoei var. oligantha (Franch. & Sav.) H.Ohbaの特徴
樹形 全体はミヤコイバラに似て、茎が直立又は斜上し、テリハノイバラのように地上を這うことは少ない
花 直径2~3㎝、花柄には腺毛はない
花期 ミヤコイバラと同時期(6月~7月)に開花する
小葉 テリハノイバラほどではないが、やや厚く、葉表にやや光沢がある、葉裏は淡緑色~やや白色を帯びる、小葉が鋭尖頭、頂小葉が側小葉より大きい、ただし、葉形には変化がある
托葉 ミヤコイバラに似て、幅が狭い、萼片は縁や内面に毛があり、小裂片もあるが、腺毛はほとんどつかない
棘 茎に対してほぼ垂直にぴんとまっすぐ尖る、ノイバラの(やや古い)棘は、根元の方に向かって先端がやや曲がって逆刺になっている”烏帽子岩 ”形、ノイバラの生えたばかりの若い棘も直立するので注意
托葉 ノイバラの托葉には蜜腺のような赤色の短い毛がたくさん生えており托葉全体がけばけばした印象、アズマイバラの托葉にはそのような毛が生えていないのでつるっとした印象
★ アズマイバラの托葉は細くて小さいものが多く、様子を確認するのが困難な場合が多い。また樹勢が悪くなる秋から翌春にかけては尚更托葉の判別は困難を極める。冬場は棘の違いで当たりを付けることしかできない。アズマイバラ探しは夏のうちに行いたい。
★ アズマイバラは知名度が低い上にぱっと見の姿はノイバラ(野茨)と瓜二つなため、ノイバラと混同されているケースが非常に多い
https://blog.goo.ne.jp/herb-mint_2006/e/373016dceca639b1ae59f44dfd403ec2
イザヨイバラとサンショウバラは共にサンショウバラ亜属のSect.Micropylla ( ミクロフィラ節 ) に入り、原産地は東アジア~日本です。