Rosa acicularis Lindl. オオタカネバラ
日本では、北海道、本州中北部の日本海側に分布し、高山帯、亜高山帯や冷気が吹き出す風穴地に生育する。アジアでは、樺太、朝鮮北部、中国東北部、シベリア、カムチャツカに分布する
Rosa acicularis Lindl.
=Rosa suavis Nakai
https://worldoffloweringplants.com/rosa-acicularis-prickly-wild-rose/
https://sakata-tsushin.com/yomimono/rensai/standard/eastasiaplants/20170620_005611.html
Rosa acicularis Lindl. の特徴
樹形 樹高は1-1.5mになり、枝はよく分枝する。枝には帯白色の刺針が多生する
花 紅紫色で、小枝の先端に1(-2)個の花をつける、花の径は4-5cm、紅紫色の5弁花で多数の黄色い雄蕊がある
花柄 長さ3~5cmで腺毛がある
花期 6-7月
小花柄 長さ約3cmあり、細い刺が疎生する
托葉 幅広く、耳片の先端は尖る
葉 奇数羽状複葉で、5-7個の小葉からなる
小葉 2~3対あり、長さ約6.5cm、幅約3.5cmと大きく、小柄をもち、長楕円形から楕円形になる、頂小葉の先端は鋭頭
側小葉 下のものほど小さくなり、やや鈍頭で、縁にはややあらい鋸歯があり、葉の羽軸に腺と小刺がある
ローズヒップ 花のあと萼筒はふくれて肉質の偽果となり、なかに多数のそう果を包む。偽果は長さ2cmの紡錘形で赤く熟し、先端に萼片が残る、果実は長さ2cmの倒卵状狭紡錘形になり、黄赤色に熟す。
オオタカネバラとタカネバラの違い
オオタカネバラ
小葉は2-3対、頂小葉の先端は鋭頭、側小葉はやや鈍頭になり、縁にはややあらい鋸歯がある。
RDBカテゴリ名 |
統一カテゴリ |
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青森県 |
離弁花類 |
オオタカネイバラ |
重要希少野生生物(Bランク) |
絶滅危惧種Ⅱ類 | |
岩手県 |
離弁花類 |
オオタカネイバラ |
Bランク |
絶滅危惧種Ⅱ類 | |
福島県 |
離弁花類 |
オオタカネイバラ |
絶滅危惧種Ⅱ類(VU) |
絶滅危惧種Ⅱ類 |