既報の通り、企図したEAが完成し、いよいよ提携先に引き渡す直前になってFRBによる基準金利の引き上げ及びバランスシート縮小という一連のテーパリング計画が発表された。
超弩級ニュースを受けて市為替市場も震撼、主要通貨の対ドル相場は大幅に下落を続けることになった。おりしも、EAのフォワードテストを行っている最中でもあり、超安全と宣言したマーチンゲールがこの暴落にも耐えることができるのかという一抹の不安とともに、もし、この荒波を乗り越えることができたなら、その堅牢性が半ば保証されたことにも繋がるのではないかという期待もあった。
先週には、GBDUSDは1.37台の高値から1.33台まで最大400ピップスの暴落を見せた。マーチンゲールは第5ステップ24(£8,000)に達した。最初のエントリーから300ピップス下げた地点である。いまだ200ピップスの余裕はあるが油断はできない。フォワードテストは週をまたぐこととなった。
そして週明けの月曜日2022.02.01 21:54 @1.63745と戻したところで利確、懸案のフォワードテストを終えることができた。すぐさま、昨年10月から本年2月1日までの正確なバックテストを実施してみた。
① ヘッジモード Trailing Stopあり
② ヘッジモード Trailing Stop なし
③ ヘッジなし(従来からある有名なマーチンゲール)
以上の3ケースのテスト結果をまとめると次のようになる。
バックテスト |
純利益 |
P/F |
① TS あり |
24,553 |
1.91 |
② TS なし |
30,648 |
2.14 |
③ ヘッジなし |
17,834 |
1.82 |
(総括)
1)TS pips 5にてのトレイリングストップは、途中で浅い利益で決済になるケースが多く、②による利確50 pips(RangePipsの半分)とするほうが勝っていた。
2)③はヘッジ取引なしの通常のマーチンゲール、②と③の差、約13,000円が本ヘッジ手法の優位性を示す。
3)4ケ月の期間中の最大ステップは5(24、£8,000)まで、最初の注文価格から300ピップス下落した地点となった。あと200ピップスの余裕があった。
4)マーチンゲールは6ステップまで、万一第7ステップに差し掛かることがあれば、その瞬間完全にポジションはスクエアにされることになる。
その時点で決済してもヘッジの利益と相殺されるので、損失額は限定的である。
5)フォワードテストも終わったので、公開の手続きに入ることになった。当初はトレイリングストップありをデフォルトとしていたが、今回のテストにより「なし」をデフォルトとすることになる。
また、それにより公開手続に入られたとの事、喜ばしい限りです。
公開は限定公開となるのでしょうか?
いずれにしても公開を心待ちにしてきましたので、公開がとても楽しみです!