だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

第三話 Boy Cross the Rubicon.

2007年04月19日 00時36分09秒 | オーバードライブ(アニメ)
 う~ん、残念! DVDはたぶん買わないな。そんな予定が密かに決定した第三話の感想。もちろんネタバレ。

 ようやく自転車に乗れるようになり、自転車部へ入部を決意した主人公篠崎ミコト。憧れの深澤さんの気を惹こうとおかしな努力に奮闘中。深澤さんは大迷惑。なAパート。
 週間連載一週分の話を30分に引き伸ばすとはいえ、部室に向うまでがAパートってのはいくらなんでもやりすぎじゃ……。
 ミコちんの頑張りが見ていて恥ずかしくなるAパートでした。可もなく不可もない出来。

 Bパートは部室のドアを開けようとしたところで、深澤兄登場。おかしなキャラであることを披露し、水を張った洗面器に三分間顔をつけていられたら入部オッケーという課題を出して退散。
 その後、ミコちんの変わりたいというモノローグと頑張る姿が入り、見せ場である夜の山道を二人乗り自転車で駆け抜けるシーンへ。
 深澤さんの励ましを聞き、ミコちんが新たに頑張ろうと決意した矢先、ブレーキが壊れ二人は池に落下。泳げないのに無理して深澤さんを助けようとするミコちん。そんな彼の姿を見て、深澤さんはダサいとしみじみ思う。同時に、ああ、こういうのが強いっていうんだ、とも実感する。
 そのまま入部試験に移り、4分の記録を出して入部決定。がBパート。
 はっきり云ってイマイチの出来。アニメという表現方法上、やむをえないとはいえ、原作と違う演出にしたのは痛かった。これが初見の人はいいけど、原作を知る人には物足りなかったんじゃないでしょうか。
 本来であれば山道に入った後、綺麗な夜景を見て励まされた主人公は、彼女のこぐ自転車の後ろで、

「僕決めました。絶対自転車部に入れてもらいます。もう死ぬ気で頑張ります。きっと、自転車で凄い人になってみせます。そして、いつか、深澤さんの気持ちも動かしますから」

 と語るのです。そして、深澤さんは深澤さんで、強風のためその言葉が聞こえておらず、自分の話したいことを勝手に喋っている。
 このハーモニーがね、美しいんですよ。心にグッときちゃうんですよ。誌面でそうなんだから、声がつけばもっとぐっと来ると思ったんだけど、それはできなかったみたいですね。まぁ、このシーン。漫画では同時に喋っている演出になっているから、出来なくてもしょうがないといえばしょうがないんですが。
 そこをなんとかするのが腕の見せ所、とも思いますが、この監督さんにはそれが出来なかったということで、DVDを買うのは見送り。

 次は自転車部に入部して、初めて公道を走る話。ここでもちょっと声を使った演出があるのですが、果たしてどうなることやら。

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