川柳 ~日々新た~

「川柳で世の中小さく折りたたみ」
日々の喜怒哀楽を川柳に託して綴っています。

Let's Senryu.5/3/20 thu.

2020-03-05 | Senryu

Today's Senryu

Japanese

コチョウラン咲いた序の身繕い
こちょうらんさいたついでのみづくろい

English

Orchids bloomed again this year. I decided to dress myself up.

 
今年も咲いてくれました。
この際己の身だしなみも整える。

Japanese
 
終わったぜ昨日で二年電話口
おわったたぜきのうでにねんでんわぐち

English

My grandson called me to say that my second year was over after a temporary school closure.
 
末の孫のまず一言。
 

Japanese
姿変えかつて爆弾クラスター
すがたかえかつてばくだんくらすたー

English

The former bomb changed its name to a mass infection, a cluster.
 
集団感染。
かつては爆弾であった

end

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川柳しま専科 20年2月投稿句

2020-03-05 | 川柳

2/1
隣家から文化も黄砂もウイルスも
桜の会犬も喰わない生中継
紅薔薇や寒さ堪えて咲いてます
2/2
おどろおどろ子年如月月初め
冬枯れは老いた心の奥深く
なによりも酸素と答えた孫の末
2/3
ありもせぬ招待されるさくらの会
喜寿近く愛憎きつくなる兆し
くり抜かれ陳皮となって鳥助け
2/4
くり抜かれ陳皮となって鳥助け
天下観ずさくらに見惚れ国滅ぶ
E Cは蛍の光で新学期
2/5
差別されひょいと目覚るエイジアン
温暖化なにを今更春が立ち
ステントを入れて百寿を視野に入れ
温暖化なにを今更春が立ち
2/6
列島を真綿で締めるエイリアン
春節を終えて戦士の目に涙
航跡を残して漂うプリンセス
2/7
東西に李下冠を正す方
雲白く流行り病に倦む遊子
暖冬と言えど律儀な北の空
2/8
足止めで足踏み十億床軋み
頭撫で早く咲けよと福寿草
ぽっと出の丸太マニアに諫められ
2/9
ウイルスは十万トンに待ったかけ
大風が吹いてさくらは散りぬるを
寒の月寒さ極まり欠けるほ
2/10
コロナ禍も経済ばかり気にはなり
はみ出てもうれしや隣りの五葉松
魅せられて女は海というけれど
2/11
暖冬やこれ幸いとデエコ肥え
ごちゃごちゃになっても馴染むわが家あり
ウイルス禍すればされるの差別あり
2/12
マイナスに至りまともな冬半ば
クレーマー生業になるシニア衆
ノムやんにボヤキは負けぬと弔辞述べ
2/13
クルーズも這う這うの体豪華逃げ
保育園落ちて上司は途方暮れ
おしゃべりとサウナで今日のジムを了え
2/14
嘘つきと罵詈雑言の泥試合
月見草枯れ果て富士の目に涙
お祝い金百歳百万飛鳥村
2/15
目に見えぬコロナなんとか見える術
ウイルスを語ってメールも感染し
雲白く柳子も沈むウイルス禍
2/16
幸福度上がって下がって喜寿迎え
ニワトリはコケコッコーとは鳴かぬもの
圧力をかけて骨まで鯖しゃぶる
2/17
雨の日は料理のレシピあれやこれ
儘ならぬ人生敢えて掬い上げ
キラとした銚子のイワシ篭に入れ
2/18
デイトレも歳には勝てぬ兜町
朝一番ジムへは風呂に入りに行く
爺の鯖さば缶よりはうまい評
2/19
爺の鯖さば缶よりはうまい評
高齢化おむつで赤子黙らせる
くしゃみ三回コロナ疑う羽目となり
2/20
観梅に誘われ冬を捨ててくる
主義主張不問に付してウイルス禍
三度寝て厠も三度朝が来る
2/21
饒舌と余所見本道見失い
惚れ惚れとエスカレーター真昼時
御意がなれど止む無く詰め腹切らされる
2/22
シェーバーも手こずる髭を引っこ抜く
朧げに在所の歴史幾億年
コロナ禍を受けて頭は空になる
2/23
殊の外肩身の狭い花粉症
アルペンに八海山の銘酒舞い
天長節九十八となった母
2/24
こんなにも不要不急が多いとは
酒だけは買い物忘れることはなく
千恵蔵の墓を詣でてへの字口
2/25
花粉症ついでのコロナマスク人
天に空地にスマホの天気かな
コーヒーはブラックにしたらと通院日
2/26
下界など知らぬとばかりトンビの輪
八掛けで長命社会割に合い
ブレンナー峠でコロナ行き止まり
2/27
紅梅や酒盛りできぬ恨めしさ
息子の名かけ子となって名を連らね
コロナ禍で80億が悩んでる
2/28
爺婆がここは出番とウイルス禍
五目豆SLもどき蒸気吹き
春霞PM花粉コロナ入り
2/29
富士仰ぐ奇しき命日五度重ね
籠もるのは幾十日も覚悟でき
おもろいこと自分しか分からぬもどかしさ

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川柳しま専科 3/5(木)~終わったぜ昨日で二年電話口~

2020-03-05 | Senryu

今日の川柳

 

コチョウラン咲いた序の身繕い

こちょうらんさいたついでのみづくろい

 

今年も咲いてくれました。

この際己の身だしなみも整える。

 

終わったぜ昨日で二年電話口

おわったたぜきのうでにねんでんわぐち

 

末の孫のまず一言。

 

姿変えかつて爆弾クラスター

すがたかえかつてばくだんくらすたー

 

集団感染。

かつては爆弾であった。

 

川柳しま専科 20年2月投稿分 - 青葉太郎~川柳しま専科~

 

 

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