あおこのぶろぐ

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新国立劇場「ニュルンベルクのマイスタージンガー」鑑賞・前奏曲

2021-11-22 22:00:49 | 日記
延期、中止を経てようやく上演された新国立劇場の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。

7月に二期会「ファルスタッフ」を観て、8月頭に「マイスタージンガー」。
ヴェルディの喜劇の後はワーグナーの喜劇だ! と思っていましたが、公演中止。

感染拡大している時期で、都心でオペラを観るのが怖いという気持ちも少しあったので、ほっとした気持ちも皆無ではなかったけれど、でもものすごくガッカリした文化会館公演の中止でした。
直前までゲネプロの情報も入っていたので、私たちファン以上に出演者、関係者の皆さんが無念だったことでしょう。

ストーリーがヨハネ祭の日(夏至のあたり)の話で、当初2020年は6月に予定されていたし、以前書いたように、初めて観た1981年の公演も7月。 2002年の二期会の公演も7~8月だったいうこともあり、夏の上野で観たかったんですけどね……。

「マイスタージンガー」が中止になったからということがあるのかないのか、この4ヶ月ずっと頭の中を巡っていた音楽が「ファルスタッフ」。
過去の録音や録画を聴き直したり観たりして余計「ファルスタッフ脳」になっていました。
それまで普段聴く音楽は、 ワーグナーを中心に、圧倒的にドイツモノが多かった私。
イタリアモノ、特にヴェルディ作品では「ドン・カルロ」が一番好きなのですが、今年新国立劇場の「ドン・カルロ」を観たけど、何故かそんなに残らなかったな。
好きなオペラランキングの順位を変えなきゃいかんかしら、と思うくらい、「ファルスタッフ」にハマっていました。

そして「マイスタージンガー」も(リングを一作品と数えれば)5本の指に入るくらい好きな作品です。

「ファルスタッフ」と「マイスタージンガー」の共通点。 喜劇である、のほかに人数の多い登場人物たちが一気に歌う場面があることなどがありますが、一番の共通点はやはり聴くとワクワクする、という点ではないでしょうか。
「マイスタージンガー」は前奏曲からワクワクしますよね。

1981年の公演は、とにかく何もわからず観に行ったけれど、ものすごく感動した。あれが私のマイスタージンガー原体験。

https://blog.goo.ne.jp/aokohime/e/bdeb3ce0ab7c21cfb8ad3699ce73bf38

2002年の二期会公演は、横須賀も含め3回観に行きました。
その頃ザックスに感情移入していたので、黒田博さんのザックスにキュンキュンしたのでした。

2005年の新国立劇場の公演も観たのだけど、何故かあまり記憶に残ってない。
エーファはハルテロスだったのか! と今になってビックリ。

2013年の東京春祭は、とにかくフォークト様とグロイスベック(ポーグナー&夜警)が印象的。

さて今年の公演は?
感想編に続きます。




1981年の公演評が載った雑誌はまだとってあります!