今回は木曜と日曜の2回公演。
特に3日は、平日ということもあり、空席が目立ちました。
シングルキャストだから、土日連続は厳しいということかな?
考えてみれば今まで、土日別キャストで上演したのだから、贅沢だったとも言えます。
来年のマイスタージンガーも木、日と予定されています。
沼尻さんの芸術監督として最後の作品、そしてびわ湖ホールでのワーグナー10作品目。
私がびわ湖ホールに通うようになったのは「リング」からですが、びわ湖ホールプロデュースオペラは以前、神奈川県民ホールでも上演していたので、「タンホイザー」、ローウェルス演出の「ワルキューレ」、「オランダ人」も観ていました。
「トリスタンとイゾルデ」以外は観ていることになります。
「マイスタージンガー」は大好きなので、シングルキャストだとしても、2日とも行きたいところです。
観るほうとしては、土日連続のほうが予定は立てやすいですが、ダブルキャストだったとしても、オーケストラの方々も大変でしょう。特に「マイスタージンガー」は。
昨年の「ローエングリン」は、フルステージ予定が新型コロナの関係でセミ・ステージになりました。
今回は、びわ湖リングで演出補を務めた伊香修吾さん構成のセミ・ステージ形式。
映像と照明で場面を表し、歌手はオーケストラの前に並べられた椅子に座ったり立ったりして歌いました。
恐らく出のタイミングとかは伊香さん監修でしょうが、歌手はそれぞれ演技しながら歌っていました。
去年も思いましたが、演出によっては、えーっと思って、音楽がよくても感動出来ない場合がありますが、そういうことはなかった。
「パルジファル」のラストは、きつく絡まりあっていた3本くらいの紐がすっとほどけるようなカタルシスを味わえる音楽。
決して邪魔をせず映像も含めラストも感動させていただきました。
余談ながら、2012年の二期会のグートの演出は「読み替え」と言われるものでしたが、ラストシーンはとても感動したのを覚えています。
今夏の宮本亞門氏の演出も楽しみです。
今回の公演、出演者もイメージ通りの衣裳で、演技ありなので、かなりフルオペラ公演に近い印象で楽しめました。
ただ、一点! どうしても気になったことが。
「パルジファルって少年(若者)なんだよね…?」とついつい思ってしまう。
演奏会ではなく、セミ・ステージなのなら、もう一歩踏み込んだ「扮装」まであっても良いのでは、と思ってしまった。
小道具(聖槍とか)を持つとか。
東京春祭のワーグナーシリーズは、同じように映像はあるものの、基本的に演奏会形式。譜面台があります。
譜面をほぼ見ず演技しながら歌ったフォークトさまや、「邪魔よ!」とばかりに退かしたラング姐さんのようなケースもありますが。
2000年から行われた飯守泰次郎指揮の東京シティフィルの「リング」などは、「オーケストラル・オペラ」といわれていました。
舞台上にオーケストラがいますが、簡易的に衣裳あり、小道具有り、演出ありの上演形式でした。
また2016年、サントリーホールのザルツブルクイースター音楽祭のティーレマン指揮「ラインの黄金」は、ホールオペラで、簡易な装置があり、芝居が繰り広げられていました。
来年の「マイスタージンガー」は粟國さん演出でのセミ・ステージということ。
出来ればフルステージで観たかったですが、フルステージだと費用もかかって大変かとは思います。
(オーケストラの方にとってはどちらが負担なんでしょう?)
いずれにしても、粟國さんが演出担当なさるなら、オーケストラルオペラ、またはホールオペラのレベルにして欲しいと思っています。
今回、一日は初めてびわ湖ホールのサイドの席に座ったのですが、サイド席の前にあるのは金属製の細かい穴の開いたフェンス。
新国立劇場などはステージを見ようと思ったら乗り出すしかなくて、後方の人に迷惑をかけることになるけど、びわ湖ホールはフェンスから(もちろん見づらさはあるけど)見えるのでいいな、と思いました。
新国立も是非シースルーフェンスに変えて欲しい! と思いました。無理でしょうけど。
特に3日は、平日ということもあり、空席が目立ちました。
シングルキャストだから、土日連続は厳しいということかな?
考えてみれば今まで、土日別キャストで上演したのだから、贅沢だったとも言えます。
来年のマイスタージンガーも木、日と予定されています。
沼尻さんの芸術監督として最後の作品、そしてびわ湖ホールでのワーグナー10作品目。
私がびわ湖ホールに通うようになったのは「リング」からですが、びわ湖ホールプロデュースオペラは以前、神奈川県民ホールでも上演していたので、「タンホイザー」、ローウェルス演出の「ワルキューレ」、「オランダ人」も観ていました。
「トリスタンとイゾルデ」以外は観ていることになります。
「マイスタージンガー」は大好きなので、シングルキャストだとしても、2日とも行きたいところです。
観るほうとしては、土日連続のほうが予定は立てやすいですが、ダブルキャストだったとしても、オーケストラの方々も大変でしょう。特に「マイスタージンガー」は。
昨年の「ローエングリン」は、フルステージ予定が新型コロナの関係でセミ・ステージになりました。
今回は、びわ湖リングで演出補を務めた伊香修吾さん構成のセミ・ステージ形式。
映像と照明で場面を表し、歌手はオーケストラの前に並べられた椅子に座ったり立ったりして歌いました。
恐らく出のタイミングとかは伊香さん監修でしょうが、歌手はそれぞれ演技しながら歌っていました。
去年も思いましたが、演出によっては、えーっと思って、音楽がよくても感動出来ない場合がありますが、そういうことはなかった。
「パルジファル」のラストは、きつく絡まりあっていた3本くらいの紐がすっとほどけるようなカタルシスを味わえる音楽。
決して邪魔をせず映像も含めラストも感動させていただきました。
余談ながら、2012年の二期会のグートの演出は「読み替え」と言われるものでしたが、ラストシーンはとても感動したのを覚えています。
今夏の宮本亞門氏の演出も楽しみです。
今回の公演、出演者もイメージ通りの衣裳で、演技ありなので、かなりフルオペラ公演に近い印象で楽しめました。
ただ、一点! どうしても気になったことが。
「パルジファルって少年(若者)なんだよね…?」とついつい思ってしまう。
演奏会ではなく、セミ・ステージなのなら、もう一歩踏み込んだ「扮装」まであっても良いのでは、と思ってしまった。
小道具(聖槍とか)を持つとか。
東京春祭のワーグナーシリーズは、同じように映像はあるものの、基本的に演奏会形式。譜面台があります。
譜面をほぼ見ず演技しながら歌ったフォークトさまや、「邪魔よ!」とばかりに退かしたラング姐さんのようなケースもありますが。
2000年から行われた飯守泰次郎指揮の東京シティフィルの「リング」などは、「オーケストラル・オペラ」といわれていました。
舞台上にオーケストラがいますが、簡易的に衣裳あり、小道具有り、演出ありの上演形式でした。
また2016年、サントリーホールのザルツブルクイースター音楽祭のティーレマン指揮「ラインの黄金」は、ホールオペラで、簡易な装置があり、芝居が繰り広げられていました。
来年の「マイスタージンガー」は粟國さん演出でのセミ・ステージということ。
出来ればフルステージで観たかったですが、フルステージだと費用もかかって大変かとは思います。
(オーケストラの方にとってはどちらが負担なんでしょう?)
いずれにしても、粟國さんが演出担当なさるなら、オーケストラルオペラ、またはホールオペラのレベルにして欲しいと思っています。
今回、一日は初めてびわ湖ホールのサイドの席に座ったのですが、サイド席の前にあるのは金属製の細かい穴の開いたフェンス。
新国立劇場などはステージを見ようと思ったら乗り出すしかなくて、後方の人に迷惑をかけることになるけど、びわ湖ホールはフェンスから(もちろん見づらさはあるけど)見えるのでいいな、と思いました。
新国立も是非シースルーフェンスに変えて欲しい! と思いました。無理でしょうけど。
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