
参加していた絵本サークルの季刊誌たち。
シュンがまだ赤ちゃんだったころから、小学生になるころまで、絵本サークルに参加してました。
数名のグループで、回覧ノートを作り、そこに本のことや、こどものことを綴ってました。
そして、年に4回は、季刊誌が作られていました。
作家さんの特集を組んだり、テーマを決めたりして、記事を募集。
その記事を、サークルの主催者が、切り張りして、コピーした手作りの季刊誌でした。
季刊誌の中に、「今、こどもたちに望むこと」というコーナーがありました。
そこに、ひとつの詩を書きました。
『子どもが好きです』
ヒトの都合なんか お構いなしに
わがままの言える 子どもが好きです
並んだ料理を 迷わず
好きなものから食べ始める 子どもが好きです
何処にいても 誰が見ていても
大声で泣いている 子どもが好きです
「これなあに?」
素直に訊く 子どもが好きです
「大きくなったら ウルトラマンになる」
明日を夢見る 子どもが好きです
~そんな子どもたちへ
「ゆっくり おとなに なりなさい」~
14年前、一人の女子高生に会いました。
私より一回り若い彼女は、早く大人になろうと、少し背伸びをしているように見えました。それで、「ゆっくり おとなに なりなさい」という言葉が浮かんできました。
そして、一月もたたないある日、同じ言葉を、CMや雑誌で目にしたのです。
お菓子メーカーのGの新しい宣伝コピーが、「ゆっくり おとなに なりなさい」だったのです。
まったく同じ言葉だったので、本当に驚きました

槇原敬之さんが書いた詞(ケミストリーの新曲)に、松本零士さんがクレームを出した話を聞いて、思いました。
言葉は、誰のものなんだろう?
盗作ではないのか・・と言われることに、違和感を感じます。
マッキーファンなので、あえて言うならば、彼は、詞が上手いライターではないと思います。
(♪雨をよける傘よりも、君が大切なんだ♪~なんていわれても嬉しくないぞ!と言い返したくなる歌詞だって、あります)
でも、メロディがあるから、マッキーらしい曲になっているのだと思います。
同じように、松本零士さんも、「銀河鉄道999」の中で使った言葉だからこそ、輝いているのではないでしょうか。
同じ言葉を使っても、同じように伝わるとは限らない。
たくさんある言葉の中、同じものを選んでしまっただけ。
そう感じるのだけど。