土曜日、岸和田だんじり会館に行ってきました。訪れるのは始めてです。
岸和田城近くにあり、ただ見るだけでなく、最新の映像と音響による再現で、祭りそのものが体験できます。また、古来の資料と記録の収集により、祭りの情報交換と歴史研究の場としても活用できる施設です。
岸和田のだんじりは、宮入りをする岸城神社が高校の隣にあって、高校時代は毎年行っていましたが、あまりに有名になって今は人 人 人、尻込みしてテレビで見ています。
だんじり開館のだんじりの映像、迫力があります。だんじりが曲がり角で一気に方向転換する「やりまわし」を決めると、沿道からは大きな歓声が上がります。 まるで先日のサッカーでゴールを決めた時のようです。気持ちが熱くなります。岸和田の人の熱狂ぶりがわかります。
このだんじりは、かつて五軒屋町で曳行されていたもので、現存する岸和田型最古のだんじりとして知られています。制作は彫物や、だんじりの形態から、文化・文政年間(1804~1829)につくられたと推定されています。
構造的な特徴としては、木製の車軸や、大屋根が上下に動く「からくり」などがあげられますが、いづれも近代のだんじりには無い、江戸期のだんじりの特徴がはっきりと示されています。
3階ではだんじり大工と彫物師の匠を紹介しています。すばらしい!
ジオラマ 「いにしえの祭」
約300年の歴史を持つだんじり祭には、今日でも伝統芸能がしっかりと息づいています。
当時の町衆の祭りにかける気迫と情熱が伝わってきます。
私のように楽してだんじりを体験したい人は是非行ってみてください。ただし岸和田祭りで目の前で見る方がずっと迫力があると思いますが・・・。
http://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/36/danjiri-kaikan.html