第一幕の終り

10日の夜八時ちょっと前、姉貴からオヤジが危篤との連絡が入る。

晩飯をつくりながらビールを飲んでいたので、カミさんの運転で自宅に向かう。途中でコンビニに寄ったところで、姉貴から｢8時38分だった｣と。

間に合わず！

昼食後、娘、カミさんと三人で対面したのが最後だった。その時から、｢大丈夫？｣って思ったけれど、まさかなぁ。。

今時の事情が事情なんで、家族葬にする方向で進める。すぐに会場へ仏さんを運んでもいいと言われたが｢父さん、家に帰りたいって言ってたから、一回連れて帰るべ！｣とオフクロ。

葬儀屋さんに車にオヤジと同乗。まだ信じられないんだよな。

実家の中では大わらわ。

日中、仏壇回りを清掃したからなのか？

今にも目を開けて、言葉を発しそうな顔。

葬儀屋さんから、葬儀申し込みの書類に記入を促される。

住所、名前、電話番号を記入。

｢えっ、喪主ってオレがぁ？｣

｢当だり前だ。｣って。

とうとう喪主をするときになったんだよな。

あぁ！今日は今年一番の気温になりそうだ。一週間忙しくなるなぁ。

2020/08/10

オカズつくりの他にお墓掃除で実家に。

墓掃除の前にビックリ(゜〇゜;)?????

なんと、墓石の上に倒木が。。。

確かに、薄暗い場所で傾斜がキツくて風、雪の影響でどうなるのかって場所。

いつかは倒れるであろう枯れ木が気になっていたことは確か。

まず、倒木を何とかしなけりゃいけない、状況確認。巨大化した藤の弦が影響して、宙ぶらりんみたいに。

切断場所を調べる。

自分でできるのか？出来そうと判断して、一旦家に戻り鋸を探してリターン。

蜂やら虻やら作業の邪魔をする。

倒木は長さ6mくらいで直径は大体20cmくらい。鋸での切断は4,5分くらいだった。

切断した木は枯れ木とはいえ、今朝の雨で水分を含んで生木並みの重さ。

緊急事態なので姉貴に連絡。姉貴は農家に嫁いだのでチェーンソーがありそうな期待を。

チェーンソーがあることを確認。でも、ここから姉貴の家までは車で20分くらい。

時間があるから、もう一ヶ所手引きでチャレンジする。腕というか体がもたないのでチェーンソーを待つ。

チェーンソーが届いた。

でもエンジンが掛からない( ノД`)…

粘りに粘り、何とかエンジンはOK。

墓所内の倒木を切断後、通路の側を切断。

今日生まれて初めてチェーンソーの操作した。姉貴、カミさん、オフクロから心配されるされる。

一人で運ぶことが出きるサイズにしたあと、墓所外に倒木を運んで、何とか昨年並みの状態に。天気予報の雨が細かいゴミを流してくれることを期待して実家に戻る。

シャワったあと、買い物をして先週並みにつくりおきオカズ五品を作って無罪放免。

一休みしてからオヤジへの見舞にオフクロと二人で面会。

感染症対策の検温をしている間に、声をあげていたようだったけれど、部屋に入ると眠っていた。

オフクロが起こして、二人の存在を意識させる。

訪問者が誰なのか、クイズっぽく確認。オフクロは一発回答、想定内というか、残念というか、相変わらず自分の弟と勘違いしていた。

仕方無いよな！

つくりおきオカズmadeと樵作業を同時に経験出きるなんざぁ、滅多にないことだよなぁ！って主って診たり(￣∇￣*)ゞ

二度あることは三度ある、三度目の正直、どっちがホント

今日の夕方、姉貴が病院から、オヤジのことで主治医から電話があった、って電話。

中身は｢昨日、今日と食欲が落ちてきて、点滴での栄養補給も厳しくなってきているので、以降あらゆるケースが考えられるので、常に連絡がとれる状態にしておいて下さい。｣とのことだった。

こっちも、それに対応出きるようにしときゃなければなぁ。

ここ一ヶ月で、緊急警報発令は三回目。一回目は大動脈解離、二回目は先週の下血。二つとも何とかクリア出来た。

いろいろなことを考えて取り越し苦労に終わったっていうことは、良いことだと思っていたんだが、今回はどうなんだろうな。

とにかく落ち着かない。でも、悪い方向のことは考えないことにする。

人間なんて、考えた方向にしか進めないのだから。

しかしなぁ、盆休みに突入するところなのになぁ。相変わらず、家族を煩わしくさせるなぁ。何歳になっても。

一難さったあとはぁ。。

姉貴夫婦、オレ、オフクロの四人で晩飯をとってから各々帰宅。

内視鏡での検視が無ければ原因は解らないとのこと。

何が合っても良いように居間で仮眠。

11時30頃、姉貴からLINE。

出血が止まらないので、内視鏡で確認しても良いか？とのこと。当然OKを出した、と。結果が判ったら連絡すると。

｢うわー、直腸で見つからなかったら、またまた時間かかるなぁ！｣って思う。

大体、一時間後に姉貴からLINE。

直腸で出血箇所が見つかったので、止血したとのこと。輸血はまだまだ続ける。って。

止血出来たけれど、まだまだ安心は出来ない。

ゆっくり眠れなかったから、やっと眠れる！って思ったけれど、オフクロがほぼ一時間おきのトイレ。

｢起きれば目眩する！｣っていうから、戻るまで起きていなければならない。

これが朝の四時半まで続き、オフクロは５時頃から爆睡。

こんな生活毎日だったら、オレも日常生活で目眩するわぁ！

こんな状態を通院時に、医師に話していないし。

挙げ句のはてに｢一人でトイレさ行げるもの！何も迷惑かげでねぇべ！｣って、怒られるし。

良いものだか、悪いものだか。。。

ホントに我が儘だぁ。

どっちのウェイトが高いか、解らないカオスは続く。。。

一難さったのか？

土曜日の夕方にオフクロから｢病院から電話あってな。出血したとかで輸血何とかで病院に来てほしい、て言われたけど｣と。

んー、緊急事態だったら第三のオフクロにいく訳はないけれどな。よくわからないから、第一連絡の姉貴にLINEを。

返信は｢電波が届かない場所にいたので、病院に確認したら、下血していて輸血が必要になるかも知れないので、同意書とか記入してもらいたいので病院にいかなければならない。｣とのこと。

理由は解ったけれど、どれくらいなのか解らないから病院に向かう。でも、オフクロの理解不足ときたら、認知症が進み過ぎなんだよなぁ。

叱ればダメなことは理解しているけれど、本人と会話していれば今までとおりだと思って冷たくしてしまうのだよなぁ。ホントにだめな息子なんだな。。

LINEでのやりとりから一時間後、病院に到着。

今までの経緯を義兄から聞く。

輸血の他に内視鏡検査実施の同意書にも記入したとのこと。

看護師から体調が安定してから輸血を始めるとのことを聞き、病院から退去。

何かあれば、姉貴の

に連絡を入れるとのことだったので。