朝日岳山頂方面と水平道分岐に到着。
水平道は残雪があるようだが通行可能なのでこちらへ向かう。
樹林の中を歩いて行く。また太陽が出て来たので、日差しを遮ることが出来て助かる。
左手に雪倉岳が覗く。あんなにも大きかった山が遠く感じられるのは少し寂しい。
雪解けの跡は段々と植物が芽吹き、これから花一面となるのだろう。
再び緑深いトラバース道となる。
暫く行けばまた展望が得られ、飽きさせない。
この辺りはアップダウンなく歩きやすい。
木道の先には今日の宿泊先、朝日小屋のある前朝日が見えて来た。
所々残雪があるが、斜面ではないので歩きやすい。
山襞を越えて行けば、いよいよ小屋の屋根が見えて来た。
このコース最後の水場を越えて行く。
夏の暑い盛りにはここのありがたさを実感することだろう。
水場の下は草原となり、花が咲き誇っている。
小屋へは右から回り込み、遠回りしながら朝日岳からの道と合流する。
水場の下は草原となり、花が咲き誇っている。
小屋へは右から回り込み、遠回りしながら朝日岳からの道と合流する。
小屋へ、緩やかながらも最後の登り。
遂に小屋へ到着。頑張って歩いたせいか、まだ11時前。
やけにヘリコプターが飛んでいると思ったら、物資の運搬の最中だった。
落日前、夕陽が彼方の日本海と黒部川の水面を照らす。
厚い雲に遮られて夕焼けは見られないかと思ったが、一時薄いガスに透けて、赤く滲む様に染まる。
(続く)