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積雪地でのプロジェクトが形になってきました。
このプロジェクトでは雪国北陸で暖かく、安心して、快適にすごすための住まいを目指しています。
画像は2階のホールの様子です。
東と南側を隣の家に囲まれた敷地で、日差しを有効に取り入れるために、屋根を南側を高くして、窓を設けています。
窓は当然トリプルガラスの樹脂サッシを計画し、夏の日射も有効に遮ることができるように考えています。
夏の日射を有効に遮るためには、窓の内側ではなく、窓の外側に日よけを設けるのが有効です。
簾のようなものも有効ですが、必要に応じて開け閉めする利便性を考えると、外付けのロールブラインドがコストパフォーマンスの良い選択になります。
日射を有効活用できる空間のある住まいですが、断熱性能が低いと室内の上下の温度差が大きくなり、快適ではありません。
必要十分な断熱性能を持たせることで、室内の上下温度差を小さくして、快適にすごせるように配慮しています。
また、積雪が多く、雪が沢山積もった状態でも地震に耐えられるようにする必要がある雪国で、このような空間をつくるときは構造的な配慮も欠かせません。
基本設計段階から、構造の検討をしながら快適で安全に過ごせる住まいになるように心がけています。
敷地と住まい手の要望に合わせて設計する住まいなので、沢山のやりとりをして判断を積み重ねながら進んでいきます。
12月の中旬にスタートした設計も、基本設計図面をまとめ、概算見積もりをして予算把握をする段階になりました。
概算見積もりを作成してくださる施工者と協力しながら、住まい手の幸せのために取り組んでいきたいと思います。