プーランクは冒頭から合唱の混濁した響きに集中力を削がれる。
テ・デウムでは児童合唱が全てを払拭した。アダルトな合唱、オーケストラ、オルガンと互角に渡り合うという意味で。
オケは管に対して弦が貧弱な印象でテノール・ソロに華を添えられず。
壮麗なクライマックスを築くかのようにテンポをおとした終曲は小太鼓に聴く、キナ臭い曲からは遠いものに思えた(充分過ぎるほどベルリオーズを楽しんだ)。
この組み合わせで最初に劫罰を聴いてからどれ程の時間が経過したのだろう。
そしていつものように湘南新宿ラインはダイヤが乱れている。