NNTTへ行く前に、12月の「金閣寺」のチケットを押さえる。
「沈黙」と「金閣寺」の2本が同じ年に観られるというのは喜ばしい。
で、新国。この演出の初演時には、中劇場こそが「沈黙」には相応しいみたいな触れ込みだったようだが再演は大劇場(とは呼ばないのか?)。
もっと間延びしたものなることを懸念したのだが凝縮した舞台となった。
篠田正浩の映画の印象からか、明るい長崎の海が情景として浮かびがちなのだが、宮田の舞台は解放感に乏しく閉塞的で暗く厳しい日本海のような印象。
(スコセッシの「沈黙」はいつ公開?)
そのためか全体を通じて非常に重々しい雰囲気で終焉後もどこかにまだ引きずっている感覚。
オハルはさすがの安定感。やや飽和した感じで日本語として聞き取りにくい個所もあったが。フィレイラの黒田は貫禄を感じさせた。
オケはやや抑制が効かない感じ。
会場には収録のカメラが入っていたのでいずれ・・・。