カッピングに来られている今年80歳になる方ですが、漢字検定を受けてきたとおっしゃいます。
実はその前に、カッピングしながら、最近面倒なことをしたくないとおっしゃっていたのです。
たとえば、どんなこと? と、お伺いすると。
何かの説明書を読むことなど、そしてその操作をやることなど、とおっしゃいます。
…そう話しながら、認知症にはなりたくないとも、おっしゃいます。
例えば、運動や勉強の上達の最も有効な方法は、同じことを繰り返すことですが、人は繰り返すことによっていろんなことを考えなくても出来るようになります。
…ということは、日常的なことは、日々繰り返すことにより、年をとるほど考えなくても出来るようになります。
つまり、高齢になればなるほど、日常的なことは達人並みに考えなくてもできるようになり、頭を使わなくなるわけです。
ですから、何か頭を使う新しい事をしなければ、なりたくなくても認知症になってしまうのではないでしょうかと、話をしていたわけです…
ほとんど小学生に交じって、6級の漢字検定を受けてきたと、少し、恥ずかし気に、うれし気に、得意気に、話されていました。
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