忘却とは・・・・・。

還暦を過ぎた「アリさま」と一緒にラウンドする仲間の会話に、
最近目立ってきたのが＜代名詞＞だ。

「ホラッ！この前一緒にプレーしたあの人若い女と歩いていたヨ」
「あの人って？誰の事？」
「いつも赤いシャツのあの人」
「ああ、あの人なぁ・・・」
「あの人もいい年してスキだなぁ」
最後まで、あの人の名前は出ずにお互いに人物は特定できており話は完結。

こんな風に人の名前が思い出せなかったり、物の置き場所を忘れて
しまったりする事は、四十歳をすぎてから加速度的に増えてくる。

これは脳の自然な老化現象なんだそうだが、それを防ぐ秘策がある。
そのもの忘れを防ぐ 七つの方法は以下の通りだ。

１．メモ魔になる
２．強い興味を持ち、印象を強化する
３．何かに関連付けて覚える
４．繰り返し思い出す
５．一つずつ覚える
６．分類して、整理する
７．手がかりを活用する

われわれが一定の時間内に覚えられる単語の数は平均六個
（還暦を過ぎると平均五個）数字なら七桁（同平均六桁）らしい。

だが＜忘却＞は、われわれにとって時として＜幸福へ至る道＞への
入り口になることが多い。

＜嫌なこと＞はすぐ忘れ、＜いいこと＞はいつまでも忘れたくないモノだ。
だが「アリさま」は、別嬪の名前だけはシッカリ覚えている様な気がします。

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