寿迎夢・寿迎夢

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先夜の「ためしてガッテン」

2011-01-23 | Weblog
先日の夜8時からのNHK総合テレビ「ためしてガッテン」
ニュース番組の前に「血管が若返る」と、この番組を予告していた。

こりゃ~、何をおいても見ないと―――テレビに見入った。

放送している落語家も、アナウンサーも興奮気味。
放送が終わった時の感想は、「なぜ、なぜ?」の疑問だらけ。

もう少し、丁寧に説明してほしかった。
幸い、録画していたので、見直した。

コレステロールは細胞を包む膜の材料で、すべての細胞に含まれて
いて、「善玉」でも「悪玉」でもない。

肝臓から細胞へと新しいコレステロールを配達するものを
「悪玉コレステロール」。

細胞の古いコレステロールを回収するものを「善玉コレステロール」
何だか、ややこしい。


食生活のバランスを崩すと、血管の壁の中にコレステロールが入り込む。
これを白血球の一種であるマクロファージが、コレステロールを食べる。

食べ過ぎたマクロファージが死んで、血管の壁の中に溜まる。
これが血管の内部にコブのように、ふくらみができる。

これが「動脈硬化」

今までの医学は、この血管内のコブ(プラーク)を大きくならない様に
することは、出来ても、「小さくする」ことは出来ないと、言われていた。

ところが最近の研究で、「血管の若返り」、つまり、血管内のコブが
なくなっていることがわかったという。

番組では、「血管の若返り」は,最新の治療方法を勉強している医者に
相談を―――と。

動脈硬化の進行は男女で大きな差があると言う。
女性ホルモンには悪玉コレステロール値を下げる作用があったり、
血管を保護している。

40代までの間、女性の血管は男性よりははるかに若く保たれている。
だが、50才前後になると女性ホルモン値が下がって悪玉コレステロール値が
急上昇して男性より高くなる人もいるという。


番組では「10年後の冠動脈疾患死亡のリスク評価チャート」を映していた。
番組では、女子学生グループの善玉コレステロール値を測っていた。

すると、平均65mg/㎗、のところ90mg/㎗~100mg/㎗と善玉コレステロールが
非常に高かった。

この女子学生グループは「陸上の長距離選手たち」で、毎日、朝と晩2回
ランニングをしていた。

つまり、善玉コレステロールを増やすには、「有酸素運動」が有効。
ランニング以外の運動でもよい。

1日に歩く歩数が多いほど、善玉の値が高くなる―――という。
ともかく、「走ること」「歩くこと」が大切らしい。

血管に大きなコブができた人は、ランニングしていて倒れたら逆に大変だ。
このコブを取り除く方法を早く確立してほしいもの。

番組では、
「コレステロールが若干高い人の方が長生きする。
 低栄養に注意」と言っていたのが気になる。

そして
   ~毎日たくさん歩くだけでもよい~
   ~食生活のバランスが大切~

但し、酒池肉林が良いとは言っていなかった。