呑む 打つ 買う

江戸時代の昔から、表題のようなことが言われている。　　
呑むとは言うまでもなく酒、つまりアルコール飲料のこと、打つは博打、買うは女、
この三つが男の最も好むものという訳である。

言われてみればその通りかも・・
「アリさま」も若い頃から酒好きで晩酌は殆ど欠かさない。

ただ、年取って分量が減っただけである。
若い頃はビールなら大瓶、酒なら２合は飲んでいた。

今は１合しか呑まない。　いや、呑めないのである。　
２合も呑むと翌朝どうも胃もたれして、折角の朝飯がどうも美味くないのである。
　
次の博打だが、これも昔から好きでしばしば大金を失ってきた。　　
といっても、競馬、競輪の類やバカラ等は一切やらない。　

一旦手をつけるとのめりこむたちの自分がこわい。
損したのは主に株式投資である。　

バブルに乗ったため、それまでの貯金がスッカラカンになった。　これには参った。
その後も何回か、ITバブルに踊らされ大損をしている。

株も手を付け出してからもう６０年になる。
「アリさま」にとって博打の本命は株で、４０歳の頃興味が嵩じて、毎晩徹底的に研究した。

自称、株のセミプロで定年退職後、デイトレで生計を立てようとしたが、甘いものではない。
もうホンの小遣稼ぎしかやっていないが、ここ数年は負け続きで小遣い稼ぎどころか、
なけなしの貯金持ち出しでクサクサしている。

ホント、博打は庶民が損するようにできている。株も個人の損が相場を支えているようだ。

最後の　おんな、オンナ、の段は勝手ながら次回に持ち越します。
期待した人は、残念でした。

吉幾三／雪国