男は勝負ネクタイ

デジブック 『北野天満宮　梅花祭』


思えばタフな交渉だった・・・。
帰りのマイカーの中で、ふとそんなことを思って気が付くと、今朝、決意を胸にして締めたネクタイ。

そのネクタイを締めていることはすっかり忘れていたが、無事に所期の目的通りに交渉を終了する
ことができたことを思うと、改めて勝負ネクタイを締めていたご利益があったんだなあと感じた。

まさに勝負ネクタイ・・・？
他愛もない、何の根拠もない心の拠り所でしかないのだが、ついそう考えてしまうのには訳がある。

「アリさま」の現役時代。
かつて取り組んだ仕事の良好な成果を踏まえて、トップから直々にプレゼントされたこのネクタイ。

凄く嬉しかったし、やり遂げた仕事への自信は今も揺るぎないものがある。
いつの頃からかイザという時には何故かこのネクタイを締めてその場に臨むようになったのである。

あの時の自信を持って臨め・・・と、自分を鼓舞する意味が大きいのだが、そんなことを考える
「アリさま」は変っているのだろうか。

“決戦は火曜日”
そう自らに言い聞かせながら準備した資料も、どうやら先方の理解を得るのに効果的だったように思う。

たかがネクタイ、されどネクタイ。
あの時のトップはとうに鬼籍に入られたが、薫陶を受けた日々を思い出しながらネクタイをほどいた
「アリさま」だった。

勝負ネクタイさん！
今後も度々、お世話になります・・・。その様にしなくては・・・・・。

AKB48 正しいネクタイ結び 1分勝負（柏木由紀×宮澤佐江）