再読のための覚え書き
手紙
サマセット・モーム(1874-1965)
西村孝次訳
弁護士のジョイスは、貞淑な女性レズリーの正当防衛による射殺事件で、彼女の弁護を担当する。
彼女の供述によると、夫の留守中に、知人男性に襲われたというものだった。
やがてジョイスは、レズリー夫人が事件当日に書いたと思われる一通の手紙を手にするが……。
2024.9.23読了
手紙
角川文庫
昭和31年2月10日初版発行
#本 #読書 #文学 #文庫 #モーム #手紙
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再読のための覚え書き
手紙
サマセット・モーム(1874-1965)
西村孝次訳
弁護士のジョイスは、貞淑な女性レズリーの正当防衛による射殺事件で、彼女の弁護を担当する。
彼女の供述によると、夫の留守中に、知人男性に襲われたというものだった。
やがてジョイスは、レズリー夫人が事件当日に書いたと思われる一通の手紙を手にするが……。
2024.9.23読了
手紙
角川文庫
昭和31年2月10日初版発行
#本 #読書 #文学 #文庫 #モーム #手紙
再読のための覚え書き
お菓子と麦酒
サマセット・モーム(1874-1965)
上田勤訳
「私」の友人で作家仲間のロイは、亡くなった文豪ドリッフィールドの伝記を書くことになり、かつて文豪と付き合いのあった「私」は、ロイから資料提供の協力を請われた。
蘇るのは、青春時代に知り合ったドリッフィールド夫妻、特に、その妻ロウジーの明るく自由奔放な姿だった。
「私」は、ロウジーとの甘く苦い思い出を手繰り寄せてゆく。
2024.9.14読了
お菓子と麦酒
新潮文庫
昭和34年11月5日初版発行
昭和40年11月20日7刷
#本 #読書 #文学 #文庫 #モーム #お菓子と麦酒
再読のための覚え書き
おふくろ
田中千禾夫(1905-1995)
二つの戯曲。
《おふくろ》
夫を亡くした坂は、息子の英一郎と娘の峰子を、女手ひとつで育て上げた。
坂は英一郎の就職を心配して口うるさくするのだが、英一郎はすでに、母に何も知らせることなく自分の身の振り方を決めていて……。
《雲の涯》
若い医師の露木順之助は、田舎町の露木医院を父から受け継いだ。
看護婦の双葉は、神経質な性格の順之助を献身的にサポートするが、周囲の者たちにはそれが解せない。
かつて、頭に傷を負って戦争から復員した順之助が運び込まれた病院で、順之助を担当していたのが双葉だったのだ。
2024.9.3読了
おふくろ
角川文庫
昭和30年2月5日初版発行
昭和31年11月20日5刷
旧仮名遣い
#本 #読書 #文学 #文庫 #田中千禾夫 #おふくろ
再読のための覚え書き
昼顔
ジョセフ・ケッセル(1898-1979)
堀口大學訳
医師の夫とともに何不自由ない生活を送る若妻セヴリーヌは、なぜか夫の信頼や愛情だけでは満たされない。
ある日セヴリーヌは、知人の女性が売春宿で働き始めたことを知り、衝撃を受ける。
そして、自身の満たされない思いの理由を見つけたかのように、セヴリーヌは売春宿を訪れ、夫のいない昼間だけ稼ぐ「昼顔」という源氏名を付けられて娼婦として働き始める。
夫にはあくまでも純真な愛情を捧げようとしつつ、霊と肉の不調和を抱くセヴリーヌは、本能に引きずられて深みへと堕ちていく。
2024.9.3読了
昼顔
新潮文庫
昭和27年8月15日初版発行
昭和42年10月15日20刷
旧仮名遣い
#本 #読書 #文学 #文庫 #ケッセル #昼顔
再読のための覚え書き
人生画帖
石川達三(1905-1985)
雑誌現代公論を刊行する経営者の竹下閑平は、大会社を回りながら重役たちの記事を書き、電気業界に食い込んでいく。
やがて竹下は、数社の電気会社の大合同を目論み、信頼を得て成功させ、押しも押されぬ実業家となっていた。
のちに、国際有事の際の軍需を見据え、望遠鏡などの光学用ガラスの製造会社を設立。
そして、他のガラス会社を買収合併させるために、竹下は自分の妾の妹を政略結婚させようとするのだが……。
2024.8.25読了
人生画帖
角川文庫
昭和31年7月15日初版発行
昭和32年6月20日4刷
旧仮名遣い
#本 #読書 #文学 #文庫 #石川達三 #人生画帖