再読のための覚え書き
獣の戯れ
三島由紀夫(1925-1970)
幸二の雇い主である草門逸平は、妻優子の嫉妬を促すために浮気を重ねていると言う。幸二はまだ見ぬ優子に恋心を抱く。
やがて幸二は、優子ともに逸平の浮気現場に赴き、そこで凄惨な事件が起きてしまう。それは三人の歪んだ運命の始まりだった……。
2022.11.30読了
獣の戯れ
新潮文庫
昭和41年7月10日初版発行
昭和42年4月5日2刷
#本 #読書 #文学 #文 # #文庫 #三島由紀夫 #獣の戯れ

再読のための覚え書き
獣の戯れ
三島由紀夫(1925-1970)
幸二の雇い主である草門逸平は、妻優子の嫉妬を促すために浮気を重ねていると言う。幸二はまだ見ぬ優子に恋心を抱く。
やがて幸二は、優子ともに逸平の浮気現場に赴き、そこで凄惨な事件が起きてしまう。それは三人の歪んだ運命の始まりだった……。
2022.11.30読了
獣の戯れ
新潮文庫
昭和41年7月10日初版発行
昭和42年4月5日2刷
#本 #読書 #文学 #文 # #文庫 #三島由紀夫 #獣の戯れ
再読のための覚え書き
リツ子・その死
檀一雄(1912-1976)
「リツ子・その愛」の続き。
檀一雄は、一雄に気を許さない義母や、余所者を疎んじる村人たちの態度に心を痛めながらも、まだ幼い太郎の面倒を見ながら、とうとう病状が腸結核にまで進んだリツ子を献身的に介護する。
しかし、村の医者はリツ子を診て、一雄に厳しい宣告を下すのだった。
2022.11.28読了
リツ子・その死
新潮文庫
昭和25年12月20日初版発行
昭和42年1月20日25刷
旧仮名遣い
#本 #読書 #文学 #文庫 #檀一雄 #リツ子・その死
再読のための覚え書き
リツ子・その愛
檀一雄(1912-1976)
檀一雄の最初の妻リツ子との生活を描いた私小説。
戦争の最中、作家の檀は、妻リツ子と生後なもない息子を残して中国に渡る。
3ヶ月だけとの約束が1年となり、ようやく帰国した檀が目にしたのは、結核に侵されたリツ子の衰えた姿だった。
やがて終戦を迎え、リツ子の状態はさらに悪化していった……。
2022.11.26読了
リツ子・その愛
新潮文庫
昭和25年11月30日初版発行
昭和37年5月30日18刷
旧仮名遣い
#本 #読書 #文学 #文庫 #檀一雄 #リツ子・その愛
再読のための覚え書き
雨
サマセット・モーム(1874-1965)
西村孝次訳
宣教師のデイヴィッドソンは、船で任地に赴く途中、疫病発生のために、雨のやまぬサモアの小島で足止めを食う。
同じ船客のミス・トムソンが娼婦だと知ると、デイヴィッドソンは彼女を教化しようと試みる。
一日中罪の悔い改めを説かれるミス・トムソンは、次第に憔悴し始め……。
激しい雨を背景に、登場人物たちの不安と狂気が交錯するミステリアスな作品。
2022.11.24読了
雨
角川文庫
昭和33年7月10日初版発行
昭和39年4月30日6刷
#本 #読書 #文学 #文庫 #モーム #雨
再読のための覚え書き
暖流
岸田國士(1890-1954)
青年実業家の日疋祐三は、恩人である余命短い志摩病院院長の頼みを聞き入れ、経営が悪化した病院の再建に挑む。
日疋の大胆な改革に反発する医師たち、志摩家の財産管理を任された日疋に猜疑心を抱く院長の息子など、日疋の前に立ちはだかる障壁は大きい。
やがて、日疋の周辺で不穏な事件が起こり始めるのだった……。
・・・・・・・・・・・・
戯曲家である岸田國士の小説なだけあって、テンポが良く、一気にぐいぐい読ませる。
この「暖流」は岸田の代表作のようだが、今ではもうなかなか読まれないだろうな。時代に埋もれてしまった秀作のひとつ。
2022.11.23読了
暖流
新潮文庫
昭和22年8月25日初版発行
昭和38年10月10日32刷
旧仮名遣い
#本 #読書 #文学 #文庫 #岸田國士 #暖流