再読のための覚え書き
輪舞
アルトゥル・シュニッツラー(1862-1931)
高橋健二訳
10人の登場人物による、それぞれの情事の前後の会話を綴った戯曲。
登場するのは、夜の女、兵士、小間使い、若だんな、若奥さま、夫、おぼこ娘、詩人、女優、伯爵。
夜の女が兵士と、兵士が小間使いと、小間使いが若だんなと……という具合に順繰りに出てきては睦言を繰り広げる。
性愛の駆け引きでさえ、それぞれの立場に囚われている哀しさがおもしろい。
2023.5.24読了
輪舞
新潮文庫
昭和27年9月20日初版発行
昭和27年11月20日2刷
旧字新仮名遣い
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